兵庫県を代表する紅葉スポット「高山寺」は文化財も豊富な観光スポット

こんにちは!LOVE丹波編集部です。丹波市には紅葉のスポットがいくつかありますが、中でも特に人気を博しているのが「高山寺」です。紅葉狩りを楽しむとともに、鎌倉時代の仏像や建造物の美しさに触れることができます。

高山寺は開運出世のご利益があるとも言われています。出世欲が旺盛な人にとってはうってつけと言えるかもしれません。今日はそんな丹波市の観光スポットである「高山寺」についてご紹介したいと思います。

丹波市を代表する高山寺の歴史

高山寺は元々、弘浪山頂にありましたが、1958年(昭和33年)に現在の地に移築されました。高山寺は747年に法道仙人によって開基された後に一時廃れますが、鎌倉時代に源頼朝が東大寺住職俊乗坊重源に命じて復興させます。高山寺の建物に三手先の組物や通し貫など、東大寺様式が見られるのはこのためでもあります。

高山寺は鎌倉時代の阿弥陀如来像や三千仏掛軸、両界曼陀羅図などの文化財を多数所有していますが、朱塗りの山門がひときわ目を引きます。そして、山門から本堂まで続く参道に天目カエデが多数植えられており、秋になると見事な紅葉の美しさを放ちます。

高山寺城は明智光秀によって焼かれてしまった

時代が下って戦国時代に入ると、高山寺は寺院から寺院城郭の「高山寺城」となります。高山寺城は氷上を支配していた赤井直正の庇護を受けます。しかし、織田信長の命を受けた明智光秀による丹波平定に伴ってこの地で戦が始まり、高山寺城は明智光秀によって焼かれてしまいます。その後、江戸時代の1600年に高山寺は再度復興され、現在の奥常楽に移るまで弘浪山頂で人々の信仰を集めます。

なお、弘浪山頂には高山寺があった頃の石垣や仁王門、本堂などの一部が遺跡として残っています。

県外からもたくさん観光客が来る高山寺の紅葉

紅葉の季節になると、高山寺は鮮やかに色付いた紅葉で覆われます。高山寺に行くとまず目を奪われるのが、きらびやかな朱塗りの山門です。正式名称を仁王門と言い、指貫や組木に東大寺様式が見られます。天井には龍の絵が描かれています。

山門をくぐり抜けると、天目カエデのトンネルが本堂まで続きます。紅葉のトンネルに入ると、お伽の国に向かうかのような錯覚に陥ります。また、参道の脇に並ぶ石灯籠とのコントラストが絶妙です。そして、日が暮れると石灯籠に明かりが灯り、紅葉とのコラボが幻想的な美しさを醸し出します。

青空が広がる快晴の日ならば、朱、緑、青という大変綺麗な景色を楽しむことができ、写真スポットにもなっています。

丹波市を代表する紅葉スポットの高山寺

高山寺は歴史の流れを肌で感じさせてくれます。また、紅葉の美しさは絶品であり、鮮やかな紅葉を見ていると都会の喧騒をしばし忘れ、心がリフレッシュされます。

兵庫県の丹波市のお寺に関心がある人は、穴場的なスポットの高山寺がお勧めです。真言密教を信仰している人は、一年間に多くの人が訪れています。神聖で荘厳な雰囲気、歴史やロマンを感じる佇まいなので、気分をリフレッシュしたい人に向いているお寺です。

コロナが落ち着いたらぜひ一度遊びに行ってみてくださいね!

施設名高山寺
ジャンル神社仏閣
住所 兵庫県丹波市氷上町常楽50-1
電話番号0795-87-2222
交通手段石生駅からタクシーで10分
営業時間9:00~16:00
定休日無し
拝観料護持保全金:200円(志納)
駐車場無し
喫煙禁煙
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公式ホームページ無し