丹波市の紅葉スポット「石像寺」美しい庭園や巨岩など見どころ満載

こんにちは!LOVE丹波編集部です。日本にはきれいな庭を名所とする寺社が少なくありませんが、石像寺の庭はただ美しいだけではなく、変わった造りが参拝者を驚かせます。今回は少し変わった丹波市にあるお寺、石像寺をご紹介したいと思います。

石像寺は紅葉スポットとしてもとても有名なお寺ですので、秋の行楽シーズンには観光客で賑わいます。今年はコロナウイルスの影響で人が少ないかもしれませんが、ぜひ感染対策をして紅葉を見に遊びに行ってみてくださいね。

巨大な岩がそびえる石像寺

石像寺は飛鳥時代の655年に開基が創建したと伝わる名刹です。その後、明智光秀の丹波攻めによって建物を焼失しますが、江戸時代初期の1648年に曹洞宗の寺として再興されます。

本堂の前の庭に高浜虚子ゆかりの句碑があります。また、裏山には高さ12m、幅20mの巨大な岩がそびえており、神として信仰された磐座(いわくら)になっています。その磐座は市の指定名勝とされています。

四神相応の庭

石像寺の特徴は何と言っても、1972年(昭和47年)に重森三玲によって築造された四神相応(青龍、白虎、朱雀、玄武)の庭です。それぞれが4色の砂で区分けされた枯山水の造りになっており、日本庭園史に残る石庭として高い評価を受けています。4つの庭の描く景観は圧巻であり、その美しさに思わず立ち尽くしてしまいます。

石像寺の庭は四神相応の庭としては我が国初の創作になります。四神相応の思想は古く中国に由来し、数千年前の古墳装飾壁画などに見ることができます。それぞれ、以下の意味が込められています。

・青竜:東を表し、色は青で水を意味します。
・白虎:西を表し、色は白で金を意味します。
・朱雀(大鵬):南を表し、色は赤で火を意味します。
・玄武(亀に長蛇):北を表し、色は黒で木を意味します。

これらは天界星座を表現しています。さらに石像寺の四神相応の庭は以下のように造られています。

・青竜:青石の長石を竜に因み、青豆石が敷かれています。
・白虎:虎の形に似た白い石を組み、白砂が敷かれています。
・朱雀:赤石で鵬の羽を表現し、赤砂が敷かれています。
・玄武:黒石を亀のように組み、黒砂が敷かれています。

石像寺にはこの他、高浜虚子親子3人の句碑を中心に、丹波竹田の町を模した白砂の「霧海の庭」や、江戸時代に造られたとされる池泉鑑賞式庭園などがあります。地元の人にもお散歩コースとして愛されており、美味しい空気を堪能するのであれば石像寺は本当におすすめです。

石像寺へのアクセス・駐車場

石像寺は飛鳥時代の655年に創建された古い歴史を誇る寺です。特に見どころとなっているのが、4つの庭でできている四神相応の庭です。他に例を見ない美しさに驚嘆すること間違いなしです。

アクセスですが、丹波竹田駅から徒歩で30分の場所にありますのでお散歩コースとして歩いて行くのも良し、駐車場も完備されているので車で見学に行くのもおすすめですよ!

施設名石像寺
ジャンル神社仏閣
住所兵庫県丹波市市島町中竹田1003-1
電話番号0795-86-0153
交通手段丹波竹田駅から徒歩で30分
営業時間9:00~16:00
定休日無し
拝観料無し
駐車場有り
喫煙禁煙
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公式ホームページ無し