氷上西高校では丹波市の自然を再現した水族館を作る活動を行っています

こんにちは!LOVE丹波編集部です。今回は丹波市在住のライターさんから、兵庫県立氷上西高等学校の取り組みをお聞きしましたので、そちらの内容をご紹介させていただきます。

氷上西高校の水族館作り

氷上西高校

兵庫県・丹波市にある氷上西高校での授業に「探究II」というグループによる課外授業が行われており、そこでは丹波市の自然豊かな生物にフォーカスを合わせています。この授業では、水族館班という9人のメンバーにより、博学連携の取り組みとして【水族館づくり】が進められているんです。

その水族館づくり、生物学に詳しくなければなかなか上手く進まないもので、助っ人として白羽の矢が立ったのが青垣いきものふれあいの里。身近な自然の中で野鳥や昆虫などの小動物及び植物の観察を通じて自然の大切さやかかわり方を学ぶ施設です。

野鳥も昆虫も、小動物も生息していますし、四季による植物も自生しており、観察することもできます。水族館づくりといっても、たんに魚を捕まえるだけではありません。自然の大切さや生物との関わり方もたくさんの方々に伝えることが必要になるでしょう。

そうしたことを学べる施設を助っ人に入ってもらい、兵庫県立氷上西高等学校の生徒を中心に水族館づくりが進められています。

秋にお披露目を目指して活動

氷上西高校

この水族館づくりは、今秋に校内でお披露目することを目指しているそうで、日々活動が進められています。丹波の川に生息しているのは、淡水魚や水生昆虫です。そうした生物を採集し、水槽展示する予定が立っています。

水族館づくりを行うグループいわく、丹波という土地の自然が大好きで、そんな美しい丹波の地域を盛り上げたい、自然を大切に守りたい、という気持ちをもって活動しているそうで、市内だけでなく市外にも「丹波ファン」を増やしたいそうです。

若い世代が発信者になれば、市外の若いファンを増やすこともできるかもしれませんし、今後どのように進むか非常に楽しみです。

青垣いきものふれあいの里もサポート

生徒自らが立案している水族館づくりには、大きな水槽に淡水魚を展示するプランもあり、相手が生き物なだけになかなか難しさもあるでしょう。採取できる生き物がどれだけいるか、水族館を具現化させるにも相当数の生き物の調査が必要になるでしょう。

兵庫県立氷上西高等学校の生徒たちは各自たも網を持ち寄り、川岸の茂みに網を突っ込んで魚の採集に取り組んでいるそうです。ドンコ、カワヨシノボリなどの魚、トンボの幼虫ヤゴなどを捕らえ、秋の校内展示に臨むそうです。

氷上西高校の今後の活動が楽しみ

氷上西高校

本物の水族館みたいに直接生き物に触れることができる展示も行う予定です。ここではザリガニ釣りなどが計画されているといいます。丹波市の方々のみならず、市外の方にも丹波の豊かな自然を知ってもらえる良い機会ですよね。

兵庫県立氷上西高等学校の活動は生徒にとっても思い出に残る素晴らしい授業となっているのではないでしょうか。丹波市民としては、ぜひ応援したい活動だなと感じております。

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