厄除けや開運に御利益あり「柏原八幡宮」は国の重要文化財もある神社

こんにちは!LOVE丹波編集部です。伝統的な観光スポットが多い丹波市ですが、最近大規模な改修工事が行われていると話題の神社を今日はご紹介したいと思います。それは古来より、柏原のシンボルとして親しまれている「柏原八幡宮」です。約50年ぶりに大規模な改修工事が行われることになり、ちょっと話題なんですよ。

柏原八幡宮ってどんな神社?

社伝によると、舒明天皇の頃(629~641年)に出雲連が入船山(八幡山)に素盞鳴尊(スサノオノミコト)を祀ったのが始まりとされています。その後、平安時代の1024年に入船山周辺3ヶ所から霊泉の湧き出たことが吉兆と信じられます。

そこで、後一条天皇の勅意により国家鎮護の社として京都の石清水八幡宮より御分霊を勧請します。それが、丹波国「柏原別宮」の創建と伝えられています。なお、境内には兵庫県指定重要文化財に指定されている三重塔と釣鐘があります。

柏原八幡宮の御祭神は以下の神です。

・誉田別命(応神天皇)
・息長帯比賣命(神功皇后)
・比賣命(多紀理比賣命、多紀都比賣命、市杵島比賣命)

厄除大祭

柏原別宮は厄除けの神威が高く、毎年2月に開催される厄除大祭は「丹波柏原の厄神さん」と呼ばれ、全国各地から数多くの参拝者が訪れます。初日の深夜に行われる「青山祭壇の儀」は日本最古の厄除神事であり、いにしえの道饗祭(みちあえのまつり)や疫神祭(えきじんさい)の風習が現在も残されています。

柏原八幡宮の建造物

柏原八幡宮にある主な建造物は以下になります。

社殿

社殿は明智光秀による丹波攻めの際に焼失しますが、その後1585年(天正13年)に羽柴秀吉によって再々建されます。現在の社殿は三間社流造りの本殿に、入母屋造の拝殿を連接した複合社殿になっています。この建築様式は「権現造」の先駆けとされる貴重なものであり、1913年(大正2年)に特別保護建造物に指定されます。

なお、現在では国の重要文化財になっています。とても貴重な建物なので観光客にも人気で県内外から毎年拝観に観光客が訪れます。

三重塔

現在の三重塔は1813年(文化10年)~1815年(文化12年)に建立されたもので、全国で残されている数少ない神社の塔の1つとして貴重な建造物です。兵庫県の指定重要文化財に指定されており、柏原のランドマークになっています。

柏原八幡宮まとめ

柏原八幡宮は1000年以上の長い歴史を誇る由緒正しい神社であり、柏原のシンボルになっています。社殿は国の重要文化財に指定されているため丹波市でも非常に重要な建造物と考えられています。

また「丹波柏原の厄神さん」と呼ばれる厄除大祭は数多くの参拝者で賑わいます。丹波市へ観光の際はぜひこの厄除大祭のタイミングで訪れてみてくださいね!

施設名柏原八幡宮
ジャンル神社仏閣
住所兵庫県丹波市柏原町柏原3625
電話番号0795-72-0156
交通手段電車: JR福知山線柏原駅より徒歩5分
車:国道176号「柏原本町」交差点を東へすぐ舞鶴若狭自動車道「春日」「丹南篠山口」各ICより約15分、北近畿豊岡自動車道「氷上」ICより約10分
営業時間9:00~16:00
定休日無し
拝観料無料
駐車場有り:40台
喫煙禁煙
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公式ホームページ柏原八幡宮ホームページ