こんにちは!LOVE丹波ライターの「マサ」です。今日は丹波青垣にある「丹波布伝承館」をご紹介したいと思います。皆さんは「丹波布」って聞かれた事ありますか?失礼な話かもしれませんが、私は存じ上げておりませんでした。
丹波布とは何ぞや?
私と一緒で丹波布とは何ぞや?という方のために一部wikipediaから抜粋しました。
丹波布(たんばふ / たんばぬの)とは、丹波国佐治村(現在の兵庫県丹波市青垣地域)で織られていた手紡ぎの絹と木綿を交織にした平織の手織り布。本来の呼び名は縞貫(しまぬき)もしくは佐治木綿(さじもめん)だったが、柳宗悦が『日本工芸』で丹波布の名で紹介して以来、丹波布の名で通るようになった。ざっくりとした風合と素朴な美しさから、柳宗悦に「静かな渋い布」と称されて愛された。
丹波布は国無形文化財、県伝統工芸品との事なのですが、ざっくりとした風合い…とは何ぞや?そんな今も生き抜く伝統的な「丹波布」のルーツを紹介しているのがこの丹波布伝承館なのです!
丹波布伝承館は入館料無料
丹波布伝承館ですが、何と入館料は無料です。アクセスも青垣インターを降りたそばの、「道の駅あおがき」に併設しているので立ち寄りやすいですよ。まず印象的なのがこの門構え。何やらものものしい雰囲気を放っているので最初は本当に何を展示している建物か全然分からなかったです。
基本的に丹波布は「栽培」「染色」「織る」の全工程を自分たちの手で行っているようです。全て手作業で仕上げるので仕上がった織物は大変貴重な存在となっているようですね。中に入るとそれぞれのコーナーが設けられており、工程毎の説明がされているので非常に分かりやすい展示になっていました。
伝統的な手織り機が陳列
ライターの私も初めてこういった手織り機を見る事が出来ました。よくテレビなどで見る事はあったのですがこうして見るとカッコイイですね。こちら丹波布伝承館では織り体験ができるそうですので興味がある方は是非!
さらに糸紡ぎ場、草木染色室もあり、こちらも定期的に体験企画などされているようですね。栗の皮やこぶな草などの草木で染め、手織りで仕上げ、緯糸に屑繭からとった少量のつまみ糸を入れるのが特徴だそうです。
そうして仕上がった布が持つ緯糸と緯糸が織りなす美しい縞模様は、糸の組み合わせにより柄は無限だそうです。今だったら鬼滅の刃の羽織のようなものも作れちゃったりするかもしれませんね!
丹波布伝承館で伝統を感じる
こういった日本の伝統的な工芸に触れると日本人で良かったなーと感じる事ができました。それと同時に全て手作業で行うという事は、それはそれは大変な作業だったのだろうなーとも感じましたね。
ただ、全ての工程手作業で行うからこその味というものも確かに感じれたので、そのあたりが伝統工芸ならではなんだなと思います。
丹波布で織られたお土産コーナー
そしてそして、最後に丹波布で織られたお土産コーナーもありました。お財布やバッグやネクタイなど可愛い商品が沢山販売しており、冒頭で紹介した静かな渋い布が可愛く仕上がってました。
ただし、全て手作りの一点物だけあってお値段は可愛くありませんが…笑
丹波布伝承館で歴史を学ぼう
最後の最後までざっくりとした風合いというのは私にはよく分かりませんでしたが、むかしから大事に受け継がれてきた技法や手法の展示だからこその「伝承館」なのでしょうね。おごそかな門構えの理由はよく理解出来ました。
是非一度、素晴らしい丹波布の歴史とその風合いを堪能しにお越しになってみて下さいね!
丹波布伝承館へのアクセスと駐車場
車で訪れる場合北近畿豊岡自動車道の青垣インターを降りて左折。ショップ青垣という店を通り越すと左手に道の駅あおがきと併設しています。駐車場は道の駅併設だけあり、車50台ほど停めれそうな広い駐車場でした。混雑していても満車にはならないので安心です。
手織り体験ですが、詳細は「丹波布伝承館」に直接お問い合わせください。丹波市が運営しているので、丹波市役所に聞けば予約方法など詳細を教えてくれるはずです。
美しい布の数々は下のインスタグラムのリンクをクリックすれば写真を見ることができますので、そちらも是非クリックしてみてくださいね。
施設名 | 丹波布伝承館 |
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ジャンル | 観光スポット |
住所 | 丹波市青垣町西芦田541-1(道の駅あおがき内) |
交通手段 | 北近畿豊岡自動車道の青垣インターを降りて左折。ショップ青垣という店を通り越すと左手に道の駅あおがきと併設しています。 |
営業時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 毎週火曜日 (祝日の場合は翌日)年末年始の期間 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 有り。約50台 |
喫煙 | 禁煙 |
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