蕎麦ちく満

外観は工場?堺市の蕎麦屋ちく満は創業元禄8年の個性的な蕎麦屋

こんにちは。堺市在住のみんなのじもとライターです。

大阪といえばお蕎麦よりもおうどんの文化。東京と比べたら「うどん屋さんの人気店はたくさん名前が挙げられるけど、そば屋は、うーん…」と腕組みをしたまま黙り込んでしまう関西人がほとんどなのではないでしょうか。関西はお好み焼き、たこ焼、焼きそばと粉モンの文化が根付いているので当然といえば当然のこと。たこ焼き定食なんていう関西以外ではちょっとなかなか見ることができない定食を提供しているお店も探せばけっこうあるものです。

そんな中、今回おすすめするのは堺市で本当に美味しいお蕎麦屋さんなんです。普通の蕎麦屋とはちょっと違う不思議な蕎麦をご説明します。

元禄8年創業のお蕎麦屋「ちく満」

うどん文化の大阪でも、実は堺に歴史あるお蕎麦屋さんがあります。お店の名前は、「ちく満(ちくま)」さんと言います。創業は昭和でも大正でもなければなんと明治でもありません。なんとなんと、創業は元禄8年!
1695年創業ということは、江戸時代の創業ということになるんです。本当に驚きです。

ちなみに、こちらのお店が誕生したときの将軍は徳川綱吉さんでした。

堺市が育んだ蕎麦屋ちく満は店構えが素敵

お店の場所は堺市堺区。阪堺電車の「宿院駅」から歩いて10分ぐらいです。南海電鉄を使って堺駅からでも同じく徒歩10分ぐらいなのですが、チンチン電車の阪堺電車に乗ることでちょっと小旅行気分を楽しんでみるのもよろしいのではないでしょうか。

いざお店の前まで来たら、なんというかお店っぽくない外観なのです。ちょっとした町工場のような感じで、およそお蕎麦屋さんには見えないという方が圧倒的に多いはず。それでも、味があり老舗であることを感じさせる古風な玄関がちく満の魅力です。

玄関に入ったら、堺市の歴史が通路にくわしく書かれていて、町の小さな博物館のような気分になりますよ。そしてこちらのお店の大きな特徴のひとつなのですが、座席があるお座敷には履物を抜いで上がります。
店員さんから言われた番号の下駄箱のなかに履物を入れましょう。そうすれば、店員さんから下駄箱と同じ番号の座席へと案内してくれます。

ちく満のメニューはせいろ蕎麦と飲み物のみ

こちらのメニューはシンプルにせいろ蕎麦と飲み物だけです。せいろ蕎麦は1斤と1.5斤の2種類のみ。そして飲み物はビール、ジュース、サイダーだけ、お蕎麦のおかわりと突き出しが別料金と、本当に純粋にお蕎麦を楽しむお店です。関西のお蕎麦好きさんなら一度は行きたいお店と言えるのではないでしょうか。

注文から蕎麦が出てくるまでは、吉野家より早いです。食べ方は茶碗に卵を入れ、熱々の出しを入れます。この出汁がとろみがあり不思議。そして出てきた蕎麦は暖かいのです。せいろで蒸されているのでざるそばとは全く違う温度で出てきます。蕎麦自体にも少しとろみがあり香が良くて美味しい。

柔らかくて大阪うどんにも通じるとろっとしたお蕎麦が楽しめるのは恐らくちく満だけじゃないでしょうか。一度行ってもらわないとなかなか説明ができないのですが、はまる人はとことんはまってしまう、そんなお蕎麦屋さんなんです。

気になるちく満のアクセス、営業時間、定休日、駐車場は?

アクセスですが、阪堺電車「宿院駅」からはすぐ、南海堺駅からですと徒歩10分です。営業時間は10:30~20:30までで、定休日は月曜日です。祝日の場合は営業となり、翌日が休みです。駐車場ですが、お店に併設されていますので安心ですよ。堺市に古くから根差した美味しい蕎麦屋、ちく満さん。一度堺市に来たら行ってみてくださいね。

店名ちく満(ちくま)
ジャンルそば
予約お問い合わせください
住所大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16
交通手段阪堺電車「宿院駅」すぐ、または南海堺駅徒歩10分。
宿院駅から170m
営業時間10:30~20:30
日曜営業
定休日月曜日(祝日の場合営業、翌日休)
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
決済方法お問い合わせください
駐車場
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