石津太神社

石津太神社「やっさいほっさい祭り」は燃え盛る薪の上を歩く奇祭

こんにちは。神社仏閣大好きみんなのじもとライターです。

神社にはお祭りが付きものであり、舞踊や山車を中心とした優雅な祭りがあれば、神輿で激しく練り歩く勇猛な祭りもあります。その勇猛な祭りの中でも特に奇祭と言われている祭りが行われる神社を今日はご紹介します。それは毎年12月14日の夜に開催される石津太神社(いわつた神社)の「やっさいほっさい祭り」です。これはなかなか凄いですよ。

石津太神社の由来

紀元前468年、第5代孝昭天皇の勅命により蛭子命(ひるこのみこと)を祀る社殿を造営し、八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)と天穂日命(あめのほひのみこと)を合祀します。

初めて蛭子命を祀った地であり、石津太神社は「日本最古の戎宮」とされています。非常に歴史ある由緒正しき神社が石津太神社なのです。

蛭子命

蛭子命は伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と伊耶那美命(いざなみのみこと)の間に生まれます。天照大神(あまてらすおおみかみ)や月詠命(つくよのみこと)、素戔嗚(すさのおのみこと)のお兄さんに当たります。

蛭子命は不具の子として生まれ、そのために海に流され捨てられるという生い立ちがあります。そして、流れ着いたこの地が石津と名付けられます。また、蛭子はえびすとも読めるため、成長して恵比寿神(戎、恵比須)になったと伝えられています。

やっさいほっさい祭りの開催時期

やっさいほっさい祭りは、毎年12月14日に開催され、『やっさいほっさい』という掛け声を叫びながら火の中を歩く奇祭です。

108束(実際にはさらに多い)の御神木を積み上げ、神職が火を点けます。御神木が燃え尽きる時に倒れた方向で、東なら豊穣、西なら豊漁と占います。えびす神の役になった人が住民の中から選ばれた3人に担がれながら、燃え残った火の粉の中を渡るという荒々しい神事です。

なお、火渡りの神事が終わった後は、一般の人でも火渡りを体験できます。また、神事に使われた炭や燃え残りの薪は持ち帰ると厄除けになると伝えられているので燃え残りの薪はとても人気なんです。

やっさいほっさいの掛け声の由来

えびす神がこの地に漂流した時、漁師たちが108束の薪を燃やして、えびす神の体を暖めます。その時の108束がなまって「やっさいほっさい」になったと言われています。その故事を再現するため、えびす様を担いで「やっさいほっさい」という掛け声をかけながら火の中を歩きます。

アクセス(行き方)、営業時間、定休日は?

気になる石津太神社へのアクセスですが、南海本線「石津川駅」から徒歩で5分の距離にあります。営業時間は9時~16時までとなっています。定休日はありません。日本でも特に珍しい奇祭が見れる石津太神社。特にやっさいほっさい祭りの時期は沢山の人が集まるのでぜひ観光に訪れてみてくださいね。

スポット名石津太神社
ジャンル神社
予約お問い合わせください
住所大阪府堺市西区浜寺石津町中4丁12-7
交通手段南海本線「石津川駅」から徒歩5分
営業時間9時~16時
定休日年中無休
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