堺市「方違神社」は転勤・新築・入院等の方角の鬼門を封じる厄払い

こんにちは。大阪の神社やパワースポットが大好きなみんなのじもと大阪ライターです。

本日も有益な神社の情報をお届けします。突然ですが、「鬼門」とはどこにあると思いますか?「数学の試験がどうしても鬼門だ」と嘆く学生は沢山いますが、「鬼門」という言葉は本来、陰陽道で邪悪な鬼が出入りするとして忌み嫌われた北東の方角のことを言います。日本では昔から悪事の起きる方角に対する色々な言い伝えがあります。

そんな方角にまつわる災いを払ってもらえる神社が堺市にある「方違神社(ほうちがいじんじゃ)」です。

鬼門も解消!引っ越しや入院の厄払いなら方違神社

方違神社は地元では「ほうちがいさん」と呼ばれて親しまれています。方違神社は紀元前90年頃、全国に蔓延していた疫病を追い払うため、厄除けの神様である素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀ったのが始まりです。方違神社は方角の厄除けが有名な神社ですが、交通安全の厄除けも実は有名です。

方違神社の由来。方違えの信仰は陰陽道から伝わる

方違え(かたたがえ)というのは陰陽道から伝わるもので、運気の下がる方角を避けて目的地に向かう風習のことです。旅行や外出の際に目的地が禁忌の方向にあった場合、直接目的地に進まずに、一度別の方向に行ってから目的地に向かうことを「方違え」と言います。それが、方角に対する厄払いになりました。

方違神社が方違えの神社として信仰されているのは、その建立場所に由来します。方違神社のある堺という場所は、ちょうど摂津、河内、和泉の3国をまたぐ「境」に位置していました。摂津の国から見ると南にありますが和泉の国から見ると北にあり、南北の方角を相殺しています。

東西も同じようになっているため「方角の無い場所」とされています。つまり、方違神社からはどの方角でも悪い方角にはならず、方違えができるとされました。それが『方違神社に参拝すれば、悪い方角の厄が消える』という風習に繋がります。

弘法大師も参拝「方位除けの守護神」

方違神社は古くから「方位除けの守護神」として信仰されており、遣唐使として唐に渡った真言宗の開祖「弘法大師(空海)」も参拝したと伝えられています。

平安時代の頃に海を渡るというのは命がけのことであり、そんな危険な旅の無事を祈るため、弘法大師は方違神社で方位除けの願いをしました。

新築、引っ越し、転勤、改築、旅行、入院などに御利益あり

方違神社の参拝に適した人はどのような人でしょう?簡単にまとめてみました。

現在住んでいる場所からどこかへ移る場合には方違神社への参拝が欠かせません。例えば、転勤や引越し、家の改築、旅行、入院などがある時は、方違神社で祈願すると方角の厄払いの効果が見込めます。

気になるアクセス、清め砂、御朱印、営業時間、駐車場は?

アクセスですが、南海高野線『堺東駅』より徒歩7分。道順ですが、北東口から出てマンション沿いに進み右へ行くとたどり着きます。バスを利用する場合は南海本線「堺駅」から23系統「方違神社前」で下車。JR阪和線「堺市駅」から23系統、25系統「方違神社前」下車で到着します。

社務所はとても清潔で、そちらで御朱印や清め砂を頂くことができますよ。清め砂は新築の際に土地に振りまくと厄除け効果があると言われています。社務所含めての営業時間ですが、午前9時~午後4時までです。駐車場もありますので車で訪問可能です。

以上、新築や旅行、転勤などに大変ご利益のある神社、方違神社をご紹介しました!秋祭りも盛んな神社ですので、ぜひ一度祭の時期に堺にご訪問ください。

スポット名方違神社
ジャンル神社
予約可能
住所〒590-0021
大阪府堺市堺区北三国ケ丘町2-2-1
交通手段・電車をご利用の場合
南海高野線『堺東駅』より徒歩7分
JR阪和線『堺市駅』から徒歩15分
・バスをご利用の場合
南海本線「堺駅」から23系統「方違神社前」
JR阪和線「堺市駅」から23系統、25系統「方違神社前」
営業時間午前9時~午後4時まで
定休日無休
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