こんにちは。みんなのじもと大阪ライターです。
実は、三好山に昔々、お城があったんです。今ではハイキングコースなどでも有名で、とっても空気がよい場所です。三好山山頂までは約25分で行けますので比較的簡単なハイキングコースですよ。かつてそこにあった芥川山城は、室町幕府管領細川氏のよる1520年頃の築城と伝わっています。
三好長慶ゆかりの続日本100名城(159番)に選定された芥川山城
続日本100名城って何?と言う方がほとんどかと思いますので補足説明です。
続日本100名城(ぞくにほん100めいじょう)は、数ある日本の城のうち財団法人日本城郭協会が2017年に定めた名城の一覧である。同協会が2017年に迎える設立50周年の記念事業の一環として、2016年に日本国内の名城と呼ばれる城郭を公募し、2017年4月6日の「城の日」に発表した。2006年に発表された日本100名城に続くものとして選定を求める声があった。選定は約500城の候補から6人の専門家が行い、前回100選で史実に即して復元されていないとして落選した城も選定された。
選定基準は「日本100名城」と同じ基準、価値から選定。
優れた文化財・史跡、著名な歴史の舞台、時代・地域の代表などから選定される。
室町幕府管領、細川 晴元(ほそかわ はるもと)は、室町時代後期(戦国時代)の武将・戦国大名です。
といってもいつ頃なのかピンときませんね。織田信長が生まれたのが1534年と言えば何となく分るでしょうか。戦国真っ盛りの時代です。その後、戦国武将の能勢氏、三好氏の次、和田氏の時に高山右近の父・高山飛騨守が城主になっています。
我らが高山右近のお父さんも城主だったのが芥川山城です!
お城は三好山の山上にある山城でした。
摂津峡を流れる芥川をさらに上ると、三好山の裾をぐるりと囲う様に川が流れています。急峻な三好山と周りを流れる芥川によって防備堅牢な本格的な山城だったそうです。
現在は建築物こそ残っていませんが、あちらこちらに石垣に一部が現存し、空堀や土塁、切通しや土橋の跡が残っていて、当時の城郭の様子を偲ぶ事が出来ます。遺構がしっかりと残されていますし、案内板など見学の為の整備も良くされていて、城跡愛好家には絶好の城跡でしょう。
現在は石垣の跡や本丸跡しか残っておらず、その概要は地形でしか確認することが出来ないのが残念です。
お城ファンでなくても、標高183m弱の三好山山頂から遠景も望めますし、軽い山登りハイキングのコースとして楽しめます。近くの渓流、摂津峡もハイキングには最適ですよね。
最寄りのバス停はJR高槻駅から20分、高槻市営バス・塚脇です。
三好長慶ゆかりの芥川山城はハイキングにぴったりですよ!
車を使うなら摂津峡公園の駐車場がありますが、結構満車になるので美人湯祥風苑付近のコインパーキングが安くて良い様です。ハイキングで少し汗ばんだら、美人湯祥風苑です。ここの泉質は本当に最高!ぬるっとした肌ざわりで気持ちいいですよ♪
城跡の登り口付近には車を止められる場所はありませんし、山は多くが私有地なので迷惑が掛かる様な行為は厳に慎んで下さいね♪よく夏の時期はこのあたりでホタルが見えたりするので、違法駐車されてる方が多いですが、地元の人はちょっと迷惑かもしれません…ぜひハイキングも兼ねて続日本100名城(159番)に選定された芥川山城の城跡巡りに行ってみてください!
名称 | 芥川山城跡(あくたがわさんじょうあと) |
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ジャンル | 城跡 |
住所 | 高槻市大字原 |
時代・概要 | 鎌倉・室町時代の城跡 |
電話番号 | 072-674-7652 高槻市教育委員会教育管理部文化財課 お気軽にお問合せください。 |
執務時間 | 8時45分~17時15分 |
交通手段 | JR高槻駅(北のりば)から、高槻市営バス<塚脇><下の口>行きで、「塚脇」下車。徒歩約30分(坂道、途中から未舗装)。 ※駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください |
駐車場 | 無し |