年金 割引

国民年金保険料の割引優遇制度をご存知?驚きの15,760円もお得に

こんにちは。みんなのじもとマネー編集部です。

国民年金保険料には、前納制度と言って先に保険料を納めることで割引の優遇を受けることができるんです。その額は驚きの15,760円。今回は国民年金保険料・前納制度についてご紹介していきます。国民年金保険料は収入などによる違いはなく定額です。平成29年度(平成29年4月~平成30年3月)の保険料は16,410円です。通常は月額16,410円×12か月=196,920円(年間)払わないといけないことを覚えておいてください。

保険料は毎年4月に改定される

年金

国民年金の保険料を自分で納付するのは自営業者や無職などの第1号被保険者だけです。第2号被保険者の保険料は勤務先からまとめて支払います。第3号被保険者の保険料は必要ありません。保険料は毎年4月に改定されます。ちなみに2019年度の保険料は月額16,410円です。

毎月の保険料は翌月払いとなっており、翌月の末日までに納めなければなりません。銀行・ゆうちょ銀行などの金融機関や年金事務所、また、コンビニやクレジットカードでも保険料を支払うことができます。口座振替も可能で、毎月翌月末日に引き落とされます。

驚きの事実。年金もまとめ割が存在

タイトルにもある割引優遇制度ですが、実は保険料が割り引かれる「前納割引制度」というシステムがあります。現金での支払いと口座振替の2種類があり、現金での前納割引制度の場合、1年分(4月~翌年3月)の前納と6か月分(4月~9月、10月~翌年3月) の前納があります。

a)1年分と4月~9月の6か月分前納は毎年4月末までに支払います。
b)10月~翌年3月分は10月末までに支払います。

このほか、自分が選択した月から年度未まで前納することも可能です。口座振替での前納割引制度の場合6か月前納、1年前納に加えて、2年前納の制度があります。期間が長くなると当然割引率が高く設定されています。2年前納なら毎月納めるよりも、2年で最大「15,760円」の節約ができるんです。

国民年金の前納割引のデータ

1年分の保険料割引額
通常196,920円無し
口座振替での前納192,790円4,130円割引
2年分の保険料割引額
通常395,400円無し
口座振替での前納379,640円15,760円割引

平成26年4月から法改正され、前納した後に免除の要件に該当するようになったときはそれ以後の保険料が還付されるようになりました。国民年金を納めている人は、余裕があれば前納制度を利用するのがおすすめ。

このほか、口座振替では毎月の「早割」という制度もあります。これは毎月の納付期限より1か月早く口座振替すれば、月に50円割引の優遇が受けられます。本来は翌月に納めますが、早割の場合はその月に納めることになります。

2年分前納すれば、驚きの15,760円の割引です。お金に余裕があるのであれば、ぜひ前納割引を検討したい所ですよね。

国民年金の方は前納制度はかなりお得

年金 割引

今回は年金保険料の節約方法である、前納制度についてご紹介いたしました。この制度は国民年金の方のみ適用されるものですが、知っているだけで2年間で最大15,760円の節約ができるお得な制度です。経済的に余裕があれば、検討してはいかがでしょうか。

こちらは口座振替の振替日のリストです。間違えることも多い振替日ですのでご注意ください。

対象期間申込締切日振替日
2年分(4月〜翌々年3月分)毎年2月末日4月末日
1年分(4月〜翌年3月分)毎年2月末日4月末日
4月〜9月の6か月分毎年2月末日4月末日
10月〜翌年3月の6か月分毎年8月末日10月末日