こんにちは!滋賀県と琵琶湖を愛するみんなのじもとライターのりょーちゃんです。今日は1年予約待ちは当たり前、財界の人間から会社の偉い人までたくさんのお金持ちが愛するジビエ料理レストラン「比良山荘」に行って来ましたので、店内や料理の様子を突撃レポートしてみたいと思います。
宿泊してオーベルジュを堪能、といきたい所なのですが、コロナの状況では宿泊はできないみたいです。ご注意ください。
- 1 コロナだからミシュラン三ツ星の比良山荘の予約が取れる奇跡
- 2 春、夏は鮎、ミニ懐石、秋は松茸、冬は月の輪熊の月鍋
- 3 威厳を感じる暖簾をくぐると、高級感溢れる個室料亭が
- 4 幻の岩茸(イワタケ)がいきなり登場
- 5 池で泥抜きした鯉は絶品。さすがミシュランの味
- 6 鮎食べコースはここから!いざスタート!
- 7 鮎!鮎!鮎!比良山荘の本気の鮎!
- 8 また鮎!女将に鮎何匹出るか聞こうかな…
- 9 月の輪熊とスッポンで比良山荘の月鍋お試し。
- 10 〆はやっぱり鮎ごはん。最高峰の鮎コースだもんね。
- 11 スイーツも堪能。鮎コースはここまで。
- 12 いつかは宿泊も楽しみたい比良山荘
- 13 滋賀のオーベルジュ、比良山荘へのアクセス
コロナだからミシュラン三ツ星の比良山荘の予約が取れる奇跡
まず、ミシュラン三ツ星、予約困難の比良山荘。何で予約が取れたの?からスタートなのですが、その理由はズバリ…コロナの影響です。本来ですとかなり先まで予約が埋まっている比良山荘ですが、コロナのせいで営業時間を短縮しており、お酒も飲むことができないため接待などが減っているそうです。そのため偶然出たキャンセル枠をゲットすることができました。
予約はOMAKASEというレストラン予約サイトからできます。一度その味を堪能してみたい方はぜひOMAKASEをチェックしてみてくださいね。色々なレストランの予約ができるのでライターの私もとっても重宝しています。
比良山荘の場所とアクセスですが、京都駅から車で約1時間。山の中を車でずんずん進んでいくと、右手に看板が見えてきます。滋賀県大津市葛川坊村町という住所で、大津市ではあるのですが比良山荘以外には何も無いような田舎道が続きます。不安にならずに進んでくださいね。
春、夏は鮎、ミニ懐石、秋は松茸、冬は月の輪熊の月鍋
比良山荘は日本の自然豊富な山から取れる山菜や鹿、熊、清流から取れる鮎料理がメインです。冬は月の輪熊を使った月鍋が有名で、比良山荘と言えばこの月鍋の事を言う人も多いかと思います。春から夏にかけては山で取れる山菜、キノコ、鮎が有名です。今回は夏の訪問になりますので、鮎をこれでもかと使った鮎食べコースを予約しました。
ちなみにコース料金ですが、鮎のコースは27500円でした。15000円くらいからの試し易いコースもありますので、最初はそちらもご検討ください。ちなみに月鍋のコースは5万円~となっていますので、きっちりとお財布に余裕を持たせるか、お金持ちの先輩を頼って行ってみてください。
ランチのミニ懐石も人気とのことなので、予約が比較的取りやすいミニ懐石やランチも最初行くには良いかもしれませんね。
威厳を感じる暖簾をくぐると、高級感溢れる個室料亭が
まずはお店に着くと、大きな暖簾がお出迎えしてくれます。店の前に歩いていくと女将さんがすぐに出てこられます。中から見えているのか?カメラが付いているのか?とにかく完璧なタイミングでお出迎えしてくれるので、ホスピタリティを感じること間違いありません。
玄関には迫力満点の水墨画が。さあ比良山荘で食べるぞーっという気分にさせてくれます。
お部屋は何とも落ち着く和室に高級感たっぷりのテーブル、そして美しい日本庭園を部屋から臨むことができます。ここには池があるのですが、山から水を引いており、いけすで鯉を泳がせているそうです。鯉も臭みが無くとても美味しいのですが、その理由が山の水で長期間飼育することで泥を吐かせ、臭みを抜いているからなんですね。
幻の岩茸(イワタケ)がいきなり登場
まずは新鮮で比良山荘でしかお目に係れないキノコと天然うなぎ。このキノコはイワタケと言いまして、山奥の断崖絶壁に生えている非常に貴重なキノコ。しかも1年に1mm程度しか成長しないので、その希少さはとんでもないレベルです。1キロ15000円で取引されるそうなので、もはや宝石レベルです。
次に八寸。銀杏、梅、鮎、鹿ロースト、川エビなどなど。どれも自然の味を活かして非常に優しい味です。この中でも特に鹿のローストは臭みも無く素晴らしい味でした。この鹿ローストはお土産、お取り寄せでも販売しているので超超超おすすめです。
池で泥抜きした鯉は絶品。さすがミシュランの味
続いては鯉の刺身。味噌のタレで食べるのですが、食感もコリコリしていて甘みもあり、しかも臭みはほぼゼロ。先ほども言いましたが庭の池で長期間泥抜きをしているからなんですね。鮎のお刺身は当然美味しいのですが、この鯉は忘れられない味となりました。
お刺身の後はお吸い物で口直し。中に入っているのはじゅんさい。とろっとした口当たりと優しいダシが、これから出てくる鮎の準備をしろと言っているかのようです。
鮎食べコースはここから!いざスタート!
さあ、ここからメインの鮎コースのスタート。さっそく完璧に焼かれた鮎が運ばれてきました。今日は3名で来ているので一人3匹ずつ。大きさも小ぶりな鮎ですので、骨まで食べれます。焼き加減も完璧であっと言う間に食べてしまいました。特に頭の部分が最高です。鮎の匂いも含めて全て楽しんでみてください。
3匹の鮎をたいらげると、次に大き目サイズの鮎が登場。食感もしっかりしており、肉厚も感じる美味しい鮎をまた堪能。焼き加減も素晴らしく、少し大き目サイズの鮎が全員の好みでした。
鮎!鮎!鮎!比良山荘の本気の鮎!
鮎に大満足し、次は何かな?と期待していたところ、登場したのは…
またまた鮎です。しかもまた一人2匹。盛り付け方法が違うのですが、この時点で鮎は8匹目となります(お寿司と刺身もあったので)。これには一同びっくり。はっきり言ってこんなに鮎はいらないです(笑)
ただ、味はとても美味しいので結局食べてしまうのですが、8匹はやりすぎでは無いでしょうか?
また鮎!女将に鮎何匹出るか聞こうかな…
と、言ってると次に現れたのは、またまた鮎!途中湯葉などのお浸しもありましたが、またまたサイズ十分の鮎でした。一緒についている塩辛のような食べ物は鮎の「うるか」です。
鮎の内臓を塩辛にしており、高級珍味として有名です。味は濃厚で塩辛のようなチーズのような味わい。日本酒が飲めないなんて辛すぎると皆さん感じるのではないでしょうか。この「うるか」を付けて食べる鮎もまた美味しいです。ただ、もう鮎はいらない気分になっています。緑のタレは蓼酢(たでず)と言い、タデという植物をすり潰して酢で伸ばしています。あっさりして美味しいですよ。
鮎はもうええわー。という声が少し聞こえてきました。
月の輪熊とスッポンで比良山荘の月鍋お試し。
ここで神の助けが登場です。口の中から全てが鮎で覆われれている私に素敵な香りのスープが。そうです!すっぽんと月の輪熊のお鍋を持ってきてくれたんです。冬の月鍋コースに向けてのプチお試しと言ったところでしょうか。
この出汁は体を健康にしてくれるスッポンの旨味が溢れていて、口の中をリフレッシュしてくれるだけでなく、味も最高でした。すっぽんも熊肉もとてもあっさりしています。熊肉は初見ではびっくりするくらいに脂身だけの真っ白なお肉なのですが、見た目ほどこってりはしておらず、どんどん箸がすすみます。ずいきと一緒に楽しみました。
気持ち鮎から逃れることができて安心です。
〆はやっぱり鮎ごはん。最高峰の鮎コースだもんね。
そして〆のご飯はなんと!!!もちろん「鮎ごはん」です。土鍋で完璧なタイミングに炊きあげられたご飯と鮎を丁寧に1匹ずつほぐして混ぜていってくれます。
鮎はもう見たくない!もうたくさんだ!と言っていた我々ですが、この鮎ごはんのあまりの美味しさにおかわり連発。あっという間に全ての鮎ごはんを食べきってしまいました。鮎ごはんにうるかを乗せて食べるとごはんが3倍速で進みます。鮎多いんです。でもウマイんです。
美味しいから食べてしまう。これが比良山荘の鮎マジックなんですね。
スイーツも堪能。鮎コースはここまで。
最後はずんだ餅で終了。とても美味しくいただきました。以上で今日の比良山荘の鮎コースは終了です。このコースが鮎の中では一番高いコースなので、だいたいの雰囲気を掴んでいただけたのではないでしょうか?
料理を運んでくれる、修行中のお兄さんに「ぶっちゃけ鮎多くないですか??」と聞いてみたところ、ニコっと笑いながら「そうなんです。これでもかって量の鮎を提供してます。みんな焼き鮎が2回目来た時は笑ってますよ!」とのことでした。やっぱり比良山荘もわかっていて鮎を提供しているんですね。ただ、なんだかんだで全部食べれてしまう美味しさと焼きの技術がこの比良山荘の鮎にはあります。
いつかは宿泊も楽しみたい比良山荘
以上が私の比良山荘突撃レポートです。月鍋はまだ食べたことが無いのでわかりませんが、正直鮎のコースは2回目はいいかな?と思いました。一緒に行ったメンバーは、また鮎を食べたいと言っていましたので、魚が特に好きな方はクオリティの高さに感動すること間違いありません。
コロナが落ち着いてお酒も飲めるようになれば、遠方からの宿泊客も増え、また予約の取れないお店になること間違いなしの比良山荘。今回は申し訳ないのですが、コロナのおかげで(せいで)楽しませていただきました。素敵な空間と独特な料理は唯一無二なので、ぜひ一度体験してみてくださいね。最後の鮎ごはんはほっぺたが落ちるほど美味しいですよ!
滋賀のオーベルジュ、比良山荘へのアクセス
最後に滋賀県最高峰のジビエ、オーベルジュレストラン比良山荘へのアクセスですが、道のりは少し遠く、徒歩圏ではありません。タクシーか車で行くことになります。バスは乗り継ぎが不便ですのでできれば車で訪問してください。京都駅からは1時間程度で行くことができます。
ランチ、ディナー共に予約制なので電話かOMAKASEを利用して予約してから行きましょう。鹿のローストもお取り寄せできますのでそちらもおすすめです。お取り寄せのレベルとしては最高峰の味と言っても過言ではありませんよ。
以上、比良山荘の突撃レポートでした。日本の自然、山と川の幸を存分に味わうならこのレストラン以外ありませんよ!
店名 | 比良山荘 (ひらさんそう) |
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ジャンル | 懐石・会席料理、オーベルジュ |
電話番号 | 077-599-2058 |
予約 | 予約可 |
住所 | 滋賀県大津市葛川坊村町94 比良山荘 |
交通手段 | JR堅田駅より江若交通バス堅田葛川線(細川行き) 坊村バス停下車 徒歩2分京阪出町柳駅より京都バス10系統 坊村バス停下車徒歩2分 (主に土曜休日のみ運行)京都市内よりタクシーで 約45分 JR堅田駅よりタクシーで 約30分 |
営業時間 | 11:30~14:00 17:00~19:00(予約制) |
定休日 | 無し |
決済方法 | カード可 (VISA、Master、AMEX) |
駐車場 | 有り |
喫煙 | 禁煙 |
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公式ホームページ | 比良山荘ホームページ |