達身寺は神秘的な仏像とともに秋の紅葉と春の水仙を楽しめるスポット

こんにちは!LOVE丹波編集部です。仏像に紅葉にと有名な寺院「達身寺」をご存知でしょうか?多くの仏像があることと、紅葉がきれいなことで有名な達身寺ですが、春には山門から庭へときれいな水仙の花が咲き誇ります。そんな素晴らしい丹波市の観光スポットである達身寺を今日はご紹介していきます。

紅葉と水仙なら達身寺

達身寺は奈良時代に行基によって開創され、丹波地域では最も古いお寺の一つと言われています。ただ、当時の寺名や宗派は不詳です。江戸時代に円通寺の大庵清鑑和尚によって、禅宗(曹洞宗)の寺として開山されます。戦国時代の達身寺は僧兵を多く抱え、山岳仏教を指導する大寺院だったとされています。

ただ、織田信長の丹波平定に伴い、明智光秀と戦うことになり、寺院が焼き払われてしまいます。NHKの大河ドラマで話題の明智光秀がここに登場。明智光秀のイメージは大河で大きく変わりましたよねー。

達身寺の仏像

達身寺は別名を「丹波の正倉院」を呼ばれるほど、仏像が豊富に所蔵されています。平安や鎌倉時代の仏像が80余躰あり、その内の12躰が国の重要文化財となり、34躰が県の文化財に指定されます。実は、これらの多くの仏像は明智光秀によって寺が焼失される際に、僧侶たちが近くの谷へ運び出した仏像と言われています。仏像はそのまま長い年月置き去りにされてしまいます。

江戸時代に入った1695年に村に疫病が流行り、多くの村人が亡くなります。疫病の原因を占い師に占ってもらうと、『三宝を犯した仏罰である』と言われます。そこで、村人たちは山に登って放置されていた仏像を集めます。また、破損していた達身堂を現在の地に移して修繕し、そこに集めた仏像を安置したのが現在の達身寺の仏像と伝えられています。

ちなみに、達身寺という名は達身堂に由来しています。

芸術的な評価も高い木造の仏像

達身寺の仏像は木彫仏であり、その多くが一本の大木で作られる一木造りです。複数の木材を張り合わせる寄木造りの仏像もあったはずですが、長い年月放置されたことで寄木が破片化してしまい、姿が消えたしまったと考えられています。

木造の仏像は管理がとても難しいので、価値の高いものが壊れてしまうのはとても悲しいことです。

達身寺の水仙

達身寺は紅葉とともに水仙が有名です。参拝者に楽しんでもらおうと、30年ほど前から植えられ、今では数万株にまでなっています。主なラッパスイセンの他、紅色の花の混じるクチベニスイセンや、独特の香りのするニオイスイセンなど、10種類以上の水仙が咲き乱れます。様々な花の色や形を写真に撮ったり、散策したりと楽しいひと時を過ごせます。

達身寺の紅葉

「丹波の正倉院」とも呼ばれている達身寺ですが、秋にはドウダンツツジ、のむらもみじが灼熱の赤色に染まり輝きます。あまりの美しさに心を奪われること間違いなし。平安・鎌倉時代の仏像が80以上もありますので、紅葉での散策ついでに仏像や重要文化財を見学してみるのもいかがでしょうか?県の文化財にも34の仏像が指定されています。

達身寺まとめ

達身寺は謎が多く神秘的なお寺です。なお、所蔵されている仏像は芸術性が非常に高く、つい見とれてしまいます。紅葉や水仙の美しさが心を癒してくれますので、ぜひ丹波市に遊びに来た際は足を運んでみてくださいね。交通手段は車かJR「石生駅」よりタクシーで約20分です。

以上、LOVE丹波編集部が自然美しい達身寺をお届けしました!

店名達身寺(タッシンジ)
ジャンル寺院
住所丹波市氷上町清住258
電話番号0795-82-0762
交通手段JR「石生駅」より車約20分
大阪より約90分
大阪より中国自動車道~「吉川IC」~舞鶴若狭自動車道~「春日IC」~北近畿豊岡自動車道~「氷上IC」下車約9km
営業時間9:00~16:00
定休日無し
拝観料有料
400円
団体20名以上300円
駐車場大型バス 3台
乗用車 30台
喫煙完全禁煙
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公式ホームページ達身寺ホームページ