こんにちは。沖縄県在住のみんなのじもとライターです。
沖縄は海がきれいで観光地としてとても人気がありますが、その裏には第二次世界大戦の悲惨な歴史があります。日本で唯一本土上陸による決戦が行われ、多くの住民の方がその犠牲になりました。現在でも沖縄の各地には多くの米軍基地があり、その名残が残っています。
沖縄平和祈念公園で沖縄の歴史を学ぶ
今の平和な日本は多くの犠牲の上に成り立っているのです。沖縄に行ったら、平和な日常に感謝し、戦争の犠牲になった方の魂に祈りをささげるため、沖縄平和祈念公園に行きましょう。よく記念公園と漢字を間違えている方が多いのでご注意ください。
沖縄平和祈念公園は沖縄戦終焉の地である沖縄南部、糸満市にあります。40ヘクタールもの広大な公園内には沖縄戦の写真や遺品を展示した「平和祈念資料館」、戦没者の鎮魂と永遠の平和を祈る「平和祈念像」、沖縄戦で亡くなったすべての方を国籍や民間、軍人問わず刻んだ「平和の礎」があります。
平和祈念資料館で戦死者の声を聴こう
平和祈念資料館は第二次世界大戦で犠牲になったたくさんの方を弔い、歴史を正しく次の世代に伝えていくことを目的として2004年に創設されました。館内は5つのゾーンに分かれており、沖縄戦の始まりから終戦、その後の沖縄本土返還までの歴史が詳細に展示されています。
展示されている遺品や生き残った方の体験談、展示されている写真や映像、平和を願うメッセージからは、戦争を知らない私たち世代も戦争の悲惨さとむなしさ、命の貴重さと平和な世の中のありがたさについて深く考えさせらえる内容です。
戦死者の名前を刻む平和の礎
公園内の広場にある平和の礎は、沖縄戦終結50周年を記念し、1995年に建設されました。こちらの扇形の石碑には沖縄戦の犠牲になった方の名前が一人一人刻まれていて、平和の広場を中心に放射線状に並んでいます。2020年現在、24万人もの方々の名前が刻まれているのです。
戦争の犠牲になった方と一括りにしてしまうとあまり実感はありませんが、石碑に刻まれている個々の名前に触れ亡くなった方の人生に思いを馳せると、戦争の無残さが非常に現実味を帯びてきます。
沖縄は本当に美しい島で、素晴らしい海とのどかな自然がいっぱい。住民の皆さんもスローライフで自然と共存されている方もいっぱいいます。観光スポットとしては最高の場所である沖縄県ですが、過去にはこんなに悲しい出来事が起こっていた事も事実なんです。
過去の辛い体験も忘れてしますのではなく、胸にきっちりとしまい込んでから楽しく美しい沖縄の街を楽しんでくださいね。ぜひ観光ルートに沖縄平和祈念公園を組み込んでみてください。
アクセス、営業時間、定休日、駐車場、電話番号
気になる沖縄平和祈念公園へのアクセスですが、バスを利用の場合那覇バスターミナルから糸満まで約45分、糸満で乗り換えてそこから平和祈念公園下車約30分、車の場合那覇市から22キロ30分の距離にあります。
営業時間は09:00~17:00まで、定休日はありません。駐車場は沖縄平和祈念公園に完備されています。その他電話番号やイベントなどは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。
地名 | 沖縄平和祈念公園 |
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ジャンル | 公園 |
住所 | 沖縄県糸満市字摩文仁444 |
交通手段 | 那覇バスターミナルから糸満まで約45分 糸満から平和祈念公園下車約30分 那覇市から車で22キロ30分 |
営業時間 | 09:00~17:00 |
定休日 | 無し |
資料館入館料 | 大人300円、子供150円 |
駐車場 | 有り |
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ホームページ | 沖縄平和祈念公園HP |
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