象印まほう瓶記念館

大阪天満「まほうびん記念館」象印魔法瓶はお土産も可愛いと話題

象印まほう瓶記念館

こんにちは。みんなのじもと大阪ライターです。

本日は大阪のちょっと変わった記念館をご紹介します。どの家庭にも必ずと言って良いほどある「魔法瓶」。そんな家庭の必需品となった魔法瓶の歴史を一堂に会しているの記念館が象印が運営する「まほうびん記念館」です。魔法瓶のお宝が満載になっており、魔法瓶に対する固定観念が払拭される面白いスポットです。

場所は天満橋駅から徒歩10分。大阪天満宮、南森町からも10分程度で行けます。大阪府大阪市北区天満にあります。

リニューアルしたまほうびん記念館。まずはデュワー瓶から

象印まほう瓶記念館

2018年5月21日より創業100年を記念してリニューアルスタートした「まほうびん記念館」の入口には「まほうびんが生まれるまで」というアニメーション映像が流れています。イギリス人のジェームス・デュワーが作った魔法瓶の原型である「デュワー瓶」が展示されています。デュワー瓶から魔法瓶の歴史が始まったのです。

デュワー瓶の構造ですが、大きいフラスコ型の瓶の中に、小さいフラスコ型の瓶が入っている形状となっています。2つの瓶の間を真空状態にして熱伝導を防ぎ、内壁を金属メッキして熱放射を防ぐ。これが今の魔法瓶の原型となりました。

知れば興味深い天満橋象印マホービンの歴史

象印まほう瓶記念館

象印マホービンは1918年に市川銀三郎と市川金三郎の兄弟によって設立された市川兄弟商会が始まりです。創業100年以上という古い歴史を持ち、今では各家庭の必需品にまでなりました。歴史はとても古く、1923年(大正12年)にはすでに今の魔法瓶の原型が生産スタートされています。

大正時代の魔法瓶は昔の円形の水筒のような形をしていました。そして、戦後の第一号製品として発売されたのがポットペリカンです。「ペリカン」という名の通り、頭部の形がペリカンのくちばしにそっくりであり、全体的な丸みのあるシルエットもペンギンが立っているように見えます。

エアー式魔法瓶の登場で魔法瓶に革命が

象印まほう瓶記念館

時は経ち1970年代になると、現在よく見るエアー式が開発されリリースされます。コンビニなどでよく見るレバーを押すだけで注ぎ口からお湯が出てくる電動型のエアーポットの初期型です。持ち上げなくてもお湯が注げるため、大容量の卓上魔法瓶の需要が増加するきっかけになりました。

「花柄」のデザインは当時のテレビCMでよく流れており、年配の人なら思い出に残っているはずです。このレトロな魔法瓶が象印のバブル期の発展を支えたと言っても過言ではありません。

さらなる象印革命。金属製魔法瓶登場

象印まほう瓶記念館

1970年代後半になるとアウトドアブームが起きたことで、携帯用の金属製魔法瓶の開発が始まります。実は、国内初の高真空ステンレス製魔法瓶を発売したのは日本酵素(現サーモス)なのです。

この頃から象印魔法瓶は機能性だけでなくファッションの一部としても注目されるようになります。特に魔法瓶はキャンプや山登りの必需品となって行きますのでアウトドア用品と合うオシャレなデザインの魔法瓶が沢山開発される様になりました。

まほうびん記念館のまほうびんの森は圧巻

象印まほう瓶記念館

まほうびん記念館のメインコーナーであるまほうびんの森には総勢110本にものぼる象印の魔法瓶が展示されています。古いものや珍しいものが豊富に揃っており、歴史を感じられる楽しいコーナーです。

日本の経済発展の中に魔法瓶あり。若い人にもぜひ日本の家電製品の歴史を見学して欲しいと思います。

入館料、予約、お土産、駐車場、館長さんは誰?

まほうびん記念館の入館料ですが無料です。ただし事前予約必須ですので希望日時、人数を直接連絡する必要がありますのでご注意下さい。連絡先は「まほうびん記念館」までどうぞ。

無料見学すると可愛い花柄の魔法瓶グッズがもらえます。お土産は行く度に変わる恐れがありますので遊びに行った時のお楽しみにしてください。レターセットやマスキングテープなどもお土産にもらえる事がありますよ。併設の駐車場はありませんので近くのコインパーキングを利用してください。

まほうびん記念館の初代館長は粟津重光さん、現在の館長は山口己年男さんです。象印の広報や経営企画に従事した象印の生きる歴史の様な方々です。

アクセス、地図(マップ)、周辺施設、営業時間や定休日は?

象印まほう瓶記念館

気になる象印まほうびん記念館へのアクセスですが、堺筋線「南森町」、JR東西線「大阪天満宮」⑧番出口より徒歩約10分。天満橋駅からもおよそ徒歩10分の場所にあります。

地図を掲載しておきますので参考にしてください。ページ下の店舗概要にあるGoogle検索をクリックすれば象印まほうびん記念館までのマップを見る事ができますのでそちらもぜひご利用ください。

営業時間は平日の午前10:00~12:00。午後1:00~4:00(最終入館午後3:00)です。休館日は土日祝となります。象印まほうびん記念館の周辺には造幣局があり、桜の季節には優雅な通り抜けを楽しむ事もできますよ。

まほうびん記念館。特に年配者の方には『これは面白い』とテンションの上がる施設になっています。ぜひ一度遊びに行ってみてください。事前予約は下記概要にある公式ホームページからどうぞ。

スポット名まほうびん記念館
ジャンル記念館
予約事前予約必須
住所大阪市北区天満1丁目20番5号
(象印マホービン株式会社本社1F)
交通手段堺筋線南森町徒歩10分
JR東西線大阪天満宮徒歩約10分
天満橋駅徒歩10分
営業時間午前10:00~12:00
午後1:00~4:00(最終入館午後3:00)
定休日土日祝
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ホームページ象印まほうびん記念館公式
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