熊岡菓子店の堅パンは歯が欠けたかと思うほどに噛み応えのあるお菓子

こんにちは。香川県在住のみんなのじもとライターです。

香川県は88カ所巡りがとても有名ですが、その75番札所に善通寺というお寺があります。この善通寺の前にある熊岡菓子店を今日はご紹介したいと思います。このお店は創業100年以上たつ老舗のお菓子屋さんなのですが未だに昔の製法を守ってお菓子作りを行っている貴重な、そして特徴あるお菓子店なんです。

熊岡菓子店の堅パンをご存知ですか？

熊岡菓子店は菓子店と名付けられているので和菓子？洋菓子？などと思い浮かべるかと思いますが、そんな優しい物ではありません。熊岡菓子店は創業以来信じられないほど堅いパンを販売しているお店として有名なんです。その名も堅パンと言います。もちろん芋けんぴやミレー、えびせんなどの普通のお菓子もあります。

パンと聞くと一般的に私たちは食パンやお惣菜パンを頭に浮かべるかもしれません。またどうしてそれが堅いの？一体どんなパン？と想像してしまうと思いますが、恐らくこの堅パンを見たことのない人はまったく想像すらできないと思われます。

親指ほどの大きさの石では無くお菓子

ライターの私もその見た目と食感、味のすべてに衝撃を受けました。まず見た目はかりんとうそのものですね。一般的なパンの形状ではありません。熊岡菓子店にはいろいろな種類のお菓子が置いてあるのですが、共通するのは、茶色くて砂糖が絡んでいる製法の物が多いという点です。

堅パンはその中でもサイズはとても小さく、全長は大人の親指の先ほどの大きさです。その親指の先ほどの茶色い堅パンに白い砂糖が絡んでいるのです。これがとっても美味しくて話題。しかもびっくりするくらい堅いので観光客の話題となったのでした。

思わずはまる堅パンは大人気

しかし地元人なら誰もがこう心配します。「入れ歯してない？」「歯は丈夫？」と。それはこの堅パンが想像以上にとっても堅いから。口に入れてすぐに噛もうとしても、まったく歯が立ちません。砕くことが出来ないのです。そのためしばらく口の中で転がして水分を入れた後におそるおそる噛み砕くのが食べ方なんです。

しかし多少水分を含ましたからと言って、中心部分はまだ堅さが残っているので注意が必要。急に堅くなったりしますのでくれぐれも勢いあまって歯を割らないようにしてくださいね。

そんな堅パンを販売している熊岡菓子店。札所を訪れる人が立ち寄るので、堅パンは午前中で売り切れることもしばしば。是非早めに行ってゲットするべし伝統的なお菓子です。きっとこれまでに体験したことのない、堅い食べ物であること間違いありません。味ももちろん美味しいですよ(笑)

アクセス、営業時間、定休日、駐車場、電話番号

気になる堅パンで話題の熊岡菓子店へのアクセスですが、JR善通寺駅からレンタサイクルで10分、徒歩だともう少し時間がかかります。営業時間は[平日]は7:30～17:00、[土・日・祝]は8:00～17:00までとなります。定休日は火曜日（祝日の場合は営業）と第3水曜日、駐車場は完備されています。その他電話番号やイベントなどは下記概要の食べログホームページからチェックしてください。

実は堅パンの発祥は戦争と関連しているそうで、戦時中に腐りにくく腹持ちが良いものが欲しいというリクエストに応えて噛み応えのある堅いパンが作られたんだそう、そんな歴史も感じながらぜひ香川観光も楽しんでみてください。

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