豊島美術館

豊島美術館は内藤礼と西沢立衛の才能が溢れる水滴がテーマの美術館

こんにちは。香川県在住のみんなのじもとライターです。

今日はアーティストてある内藤礼と建築家である西沢立衛の設計による瀬戸内海を望む豊島唐櫃の小高い丘に建設されている『豊島美術館』をご紹介したいと思います。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させて作られたとっても素敵な美術館です。チケット予約制なので訪問前には事前にチケットを購入する必要がありますので注意してください。

不思議に動く水滴が魅力の豊島美術館

『豊島美術館』は瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島という離島にあります。「豊島」へは、岡山県宇野港または香川県高松港からフェリーで30分くらいです。そして、『豊島美術館』へは豊島の「家浦港」から豊島シャトルバスやレンタサイクルで行きます。

島内は殆ど車も走っていなく、景色もとても良いのでレンタサイクルで行くのが気持ち良くておすすめ。ちなみに、島内はアップダウンの坂道が多いので電動サイクルが快適ですよ。電動でないと次の日に筋肉痛になってしまうかもしれません。

内藤礼と西沢立衛のタッグによる建築物

小高い丘の上にある水滴をモチーフにした白い建物が『豊島美術館』。水滴の形をした白い建物は「母型」といい、アーティスト内藤礼と建築家西沢立衛の感性と技術により生み出された建築物です。ライターの私は美術にそこまで造詣が深い訳ではありませんが、見ると感動してしまいます。

生き物のような水滴に息を飲む

気になる美術館の中ですが、まずは受付をして『豊島美術館』の説明を聞いて進みましょう。広い敷地の中を歩いて行くと水滴の形をした白い建物が現われます。建物の中は撮影禁止、おしゃべり禁止です。スリッパに履き替えて建物の中に入ります。球体状で屋根の中央辺りに丸い穴が空いた、大きなの真っ白な建物には一見何もありません。

よーく見てみると床に水滴がところどころ付いているのが見られます。そして、この水滴がまるで生きもののように動いているのです。コンクリートの床には、直径2mmの微小の発水口が186個設けられていて、その発水口から定期的に水が出るようになっているのだそう。床は微妙にいろいろな向きで傾斜がついており不思議な動きで流れます。

この床には撥水剤が塗られおり、水をはじくようになっているのでぱちんと水滴が消えていきます。そうすることで、まるで水滴が生きもののように動くという仕掛けになっているのです。

このまるで生きているような水滴が、天候、風の流れ、時間による空の色、屋根に空いた丸い穴から指す光の加減で異なる様子を見せてくれる。それを、立ったり、座ったりしながら、楽しむためだけの美術館なのです。いろいろな時間を楽しめるように、当日限りで何回でも入場可能になっています。

そこにある静寂な空間がとても気持ち良くて、1日水滴を見ていたくなるのが不思議。文字では上手く伝わらないかと思います。本当に行ってみないと良さがわからないので是非『豊島美術館』に行ってみてくださいね。豊島観光の目玉は豊島美術館に決まりです。

アクセス、営業時間、休館日、駐車場、電話番号

気になる豊島美術館へのアクセスですが、高松港と宇野港からフェリーで豊島へ。家浦港からはシャトルバスまたはレンタサイクル利用で訪問してください。営業時間は3月1日~10月31日までが10:00~17:00(最終入館16:30)まで、11月1日~2月末日までが10:00~16:00(最終入館15:30)までとなります。

休館日ですが、3月1日~11月30日までの間は火曜日、12月1日~2月末日のまでの間は火曜日~木曜日となります。駐車場は完備されています。その他電話番号やイベント、シャトルバスの時刻表などは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。入場料は1,570円で5歳以下は無料です。

施設名豊島美術館
ジャンル美術館
住所香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
交通手段高松港と宇野港からフェリー
家浦港からバスまたはレンタサイクル利用
営業時間3月1日~10月31日
10:00~17:00(最終入館16:30)
11月1日~2月末日
10:00~16:00(最終入館15:30)
休館日火曜日(3月1日~11月30日)
火曜日から木曜日(12月1日~2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日
駐車場有り
入場料1,570円
※15歳以下無料
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