臨済宗大本山 南禅寺

京都「南禅寺」の水路閣や枯山水、三門は一見の価値ある建築物です

こんにちは。京都在住のみんなのじもとライターです。

京都と言えば、言わずと知れた日本で最も多くの有名なお寺を持つ都市ですが、そのお寺の一つ「南禅寺」は京都市左京区にある、臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。室町時代には、臨済宗(禅宗・栄西によって伝えられる)の寺院の中で最も高い格式を誇っていました。ただ、室町時代末期の応仁の乱で創建当時の伽藍は焼失し、現在の伽藍のほとんどは安土桃山時代に再建されたものと言われています。

そんな歴史ある南禅寺の見どころを京都在住の私が今日はご紹介していきます。ページ下部にはインスタグラムのリンクも貼っていますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。

高さ22mの三門からの絶景

「南禅寺」を紹介するテレビを見ていると、代表的な建築物として映されるのが、荘厳な姿をした22mの高さの三門です。知恩院三門、東本願寺御影堂門と並んで京都三大門の一つに数えられています。南禅寺の山門を有名にしたのは、あの石川五右衛門が三門の上から放った名台詞『絶景かな、絶景かな』です。

現在も三門に上がることができるので、天下を狙う大盗賊「石川五右衛門」になった気分を味わえます。間違ってもお金をばら撒いたりはしないでくださいね。たまにそういう事をする人がいるそうです…

レンガ造りの水路閣(すいろかく)

22mの高さの三門も有名なのですが、実は南禅寺を特集するでテレビに最もよく出てくる場所はレンガ造りの水路閣(すいろかく)です。この水路閣は南禅寺の境内にあり、美しいアーチを描く橋の上に水路が通っています。京都を舞台にした刑事ドラマでは、この水路閣の下で刑事が推理を巡らしたり、犯人を捕まえたりするシーンがよく見かけられます。

京都への旅行で南禅寺に行った時に、多くの人がこの水路閣を見れば「テレビで見たことがある!」と思い出すはずです。なお、この水路は古代ローマの水道橋を手本にして明治21年に作られたもので、琵琶湖の水を京都市内へ運ぶための橋です。現在でも琵琶湖の水を運ぶ水路として活用されています。

国宝の大方丈と小方丈

寺の僧の異所である「大方丈」と「小方丈」のつながった寝殿造りの建物は国宝に指定されています。なお、小方丈の「虎の間」にある狩野探幽作と伝えられる「水呑みの虎図」は必見です。

枯山水 虎の子渡し

大方丈前の庭園は水を使わずに石や砂などで山水の風景を表した枯山水になっています。庭園の白砂に石が6つ置かれていますが、その石が親と子の虎に見立てられ、虎の親子が白砂の川を渡っていく様子を表現していることから「虎の子渡し」と呼ばれています。

アクセス、営業時間、定休日、電話番号

気になる「南禅寺」へのアクセスですが、東西線蹴上駅下車徒歩10分の場所にあります。営業時間は08:40~17:00まで、定休日は年末(12月28日~31日)のみとなります。電話番号やイベントなどは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。

南禅寺では毎月2回座禅会も実施されています。心を清めるのに座禅は非常に効果が高いと言われています。第2・第4日曜日が開催日ですのでぜひ挑戦してみてください。ちなみに事前予約は必要が無いので飛び込みでの参加も可能ですよ。

地名南禅寺
ジャンル寺院
住所京都府京都市左京区南禅寺福地町86
交通手段東西線蹴上駅下車徒歩10分
営業時間08:40~17:00
定休日年末(12月28日~31日)
駐車場有り
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