ロマン溢れる「江津本町甍(いらか)街道」は古き街並みが残る場所

こんにちは。島根県在住のみんなのじもとライターです。

夢街道ルネサンス認定地区の「江津本町甍(いらか)街道」では、毎年5月にまち歩きのイベントが開催されています。中国地方最大の川である江の川と共に発展した天領の街、江津本町は17世紀後半には、北前船の寄港地として大いに賑わいました。今日は江津本町 甍(いらか)街道をご紹介したいと思います。

ロマン溢れる江津本町甍(いらか)街道

江の川の河岸には数多くの帆船が停泊し、町へ続く道路沿いにかけて廻船問屋が軒を連ねました。陸海路と山陽や山陰道を結ぶ交通の要所であったことで、中国地方の有力大名の覇権争いの舞台から徳川幕府の傘下になった、石見銀山に次ぐ石見地方で2番目の大きな町でした。現在でも町には当時の面影を偲ばせる廻船問屋の土蔵や屋敷が残っています。

JR西日本の山陰本線の江津駅から天領江津本町甍街道までタクシーで5分ですが、歩いて行けないほどの距離ではありません。駅情報としては、江津駅周辺にお食事処が点在しているので、お店探しに困ることはないでしょう。

赤いレトロな屋根が魅力の旧江津郵便局

明治初期に建てられた西洋風デザインの外観が目を引く旧江津郵便局、1926（大正15）年からの建物の旧江津町役場が、石見地方特有の赤瓦のまち並みの景観に溶け込んでいます。由緒ある神社や仏閣に加え亀山城など室町時代から明治大正、現在に至るまで新旧世界が混在する、魅力的な町です。

地域の活性化と交流人口の拡大などを目的として、中国地方の中で指定されている夢街道ルネサンス認定地区の中でも、天領江津本町甍街道の人たちは特にフレンドリーに感じます。すれ違う人たちとの挨拶からはじまり、ちょっと町で知りたいことがあると、気軽に尋ねてみて地元の人たちとの触れあいを楽しんでみましょう。

温泉津温泉

江津本町へ観光で来られた際に是非立ち寄ってみたいのが、レトロな街並みが人気の温泉津（ゆのつ）温泉です。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているレトロな雰囲気が素敵な温泉街です。宿泊施設や日帰りでも利用できる共同浴場があるので、好みやスケジュールに合わせて利用してみてください。

1300年以上の歴史を持つと言われている温泉津温泉ですが、傷や痛みに効果があると古くから言われ、湯治効果の高い温泉としても非常に有名です。地元の人に愛されているだけなく、観光客も絶えない名湯です。

車では江津本町から温泉津温泉まで25分、電車だとJR西日本・山陰本線の江津駅から温泉津温泉駅まで12～19分です。駅から温泉街まではタクシーで5分、時間に余裕があれば、路線バスを利用するのもいいかもしれません。

アクセス、営業時間、定休日、駐車場、電話番号

気になる江津本町 甍(いらか)街道へのアクセスですが、【お車をご利用の場合】山陰自動車道（江津道路）江津ICから車で10分。【タクシーをご利用の場合】JR山陰本線江津駅からタクシーで約5分の場所にあります。営業時間や定休日は街道内の施設により異なります。

駐車場はありません。その他電話番号やイベントなどは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。石州瓦の屋根が素晴らしい雰囲気の江津本町 甍(いらか)街道を歩けば古き日本の良さを感じられますよ。