川の熊野古道と話題の観光スポット「熊野川の舟下り」はスリル満点

こんにちは。和歌山県在住のみんじもライターが和歌山の魅力をお届けします。

観光旅行はとても楽しいのですが、寺社や名所に行っても見るところが少なくて飽きてしまうことがあります。それは変化の無いことが原因ですよね。そんな中で飽きのこない観光ができるのが和歌山県新宮市にある「熊野川の舟下り」です。ハラハラドキドキのスリルを味わう観光も楽しいですよ。

熊野川の舟下りは歴史も古いんです

舟下りは道の駅・瀞峡街道熊野川近くの河原から熊野速玉大社を結ぶ約16kmの航路です。

利用客の全員が同じ編み笠をかぶり、いかにも信仰の地・熊野巡りという感じなんです。舟の先には熊野と書かれた幟が立っています。平安時代には後鳥羽上皇や貴族も乗ったと言われる舟下りを、現代でも同じように味わうことで何か昔がしのばれますよね。

また、川を下っている時に船頭さんの吹く篠笛の音が、平安時代のおっとりした貴族の生活を想像させてくれて魅力的。なお、当時舟に乗れたのは身分の高い人のみで、庶民は河原や川沿いの山道を歩いていたんですって。

約1時間半の魅力的な船旅

1時間半くらいの木舟(エンジン付き)による川下りですが、その間船頭さんの説明に感心しながら、あっという間に時間が過ぎていきます。川を下っている途中、様々な形をした岩が目に入りますが、ただの岩と思っているとそれぞれに名前の付いていることを聞かされ、妙に納得。

熊野川の流れは意外と速く、若干アドベンチャーの感があり、流れが急なところではスリルもあって、思わず手で強く舟をつかんでしまいます。

割れると地球が滅びると話題の釣鐘石を見よう

舟下りの途中、河原で10分ほどの休憩があります。舟下りを再開するとすぐに岩の割れ目が川に落ちそうな「釣鐘石」が見えます。実は、この石が割れて落ちると地球が滅びるそうです。舟下りでは舟の流れとともに川岸の景色が変わっていくため、時間の経つのを忘れます。

また、熊野川の舟下りは「川の熊野古道」とも言われている通り、昔から変わることの無かった大自然を感じることができます。川くだりの後は、パワースポットとして全国から人が集まる、熊の古道の散策もいいですよね。以上、みんじもライターが和歌山県の観光名所「熊野川の舟下り」をお伝えしました。

施設名熊野川舟下り
ジャンル観光スポット
TEL0735-44-0987
ホームページ熊野川舟下りホームページ
住所和歌山県新宮市熊野川町日足350 熊野川総合開発センター内
交通手段JR新宮駅から熊野交通バス
本宮方面行き29分
道の駅 熊野川バス停下車徒歩約1分
詳細はホームページよりご確認くださいませ。
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