和歌山県民が「高野山真言宗総本山金剛峯寺」をやさしく紹介してみます

こんにちは。和歌山県在住のみんなのじもとライターです。

観光スポットというには恐れ多いけど、和歌山県には行くなら是非寄って欲しい場所、それは高野山です。弘法大師が開いた真言密教の総本山で。2004年にはUNESCOの世界遺産にも登録されています。今日は有名すぎるのでご紹介するもどうかと悩んだのですが、それでも素晴らしいスポットなので、地元在住の私なりにやさしくご紹介してみたいと思います。知らない方はぜひ読んでみてくださいね。

高野山ってどんなところ？

弘法大師という名前よりも、空海といった方が馴染みがあるでしょうか？親しみをこめてお大師さまとも呼びます。その空海が、平安時代に嵯峨天皇から下賜された場所が高野山なのです。正式名称は「高野山真言宗　総本山金剛峯寺」と言います。

和歌山県伊都郡にあり、標高800メートルでそんなに高い山ではありませんが、足を踏み入れると不思議と下界とは明らかに空気が違います。山自体がひとつの町を形成していて、大学から幼稚園まで教育機関が全て揃っていることにも驚きです。

町として最低限の物は揃う

生活に必要なものは全てこの町で賄えそうです。何と、カフェだけでなく、バーやカラオケスナックもありました。僧侶もたまにはお酒を飲むのかな？117の寺院を従える高野山のみどころは、壇上伽藍、金剛峰寺、など数知れずありますが、私の一番のおすすめは奥ノ院です。

一番奥には空海の御廟があり、そこにいたるまでの道のりが何とも神秘的で不思議なのです。大きな樹木やたくさんの墓が訪れた人を御廟に導くように続き、この世とは思われないほどの神秘的な気分に浸ることができます。

歴史的偉人が眠る山

墓碑銘をのぞくとさらに驚きの連続です。織田信長や豊臣秀吉、上杉謙信など、他にも有名な戦国大名の名がたくさん見つかります。ガイドブックにも地図に墓碑銘が表記されているので、お目当てのお墓を探しながら散策するのも楽しいものです。名だたる歴史的に有名な武将のお墓参りができるなんて高野山ならではの経験では無いでしょうか？

そして、突き当りが空海のいる御廟。空海はここでまだ生きているとされているので、一日2回の食事が運ばれます。もちろん空海の為にです。時間が決まっているので、その時間に合わせてまっているとそのセレモニーを見学することができますよ。出来れば宿坊に数日間滞在して、ゆったりとした時の流れの中、遥か彼方の昔に想いをはせながら過ごしてみたいと思わせる場所が高野山なのです。

アクセス、営業時間、定休日、駐車場、電話番号

気になる高野山真言宗総本山金剛峯寺へのアクセスですが、南海高野線 極楽橋駅下車、南海高野山ケーブルで高野山駅へ行くことができます。営業時間は午前8時～午後17時（受付は午後4時30分まで）、休館日はありません。駐車場は金剛峯寺周辺に多数ありますのでご利用ください。

とても書ききれないほどの魅力に溢れる高野山真言宗総本山金剛峯寺、実際に興味を持たれたのであれば、公式ホームページをチェックしてみてください。写経体験や宿坊での宿泊体験、華道教室などたくさんの学びがこの山にはたくさんありますよ。