山口県「元乃隅稲成神社」は123基の鳥居とお賽銭箱が有名な観光名所

こんにちは。みんなのじもと大阪ライターです。

みなさんは山口県長門市の「元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)」をご存知ですか?この神社は、山口が誇るパワースポットのひとつで、山口県は長門市にある日本海に面する絶景スポットです。この神社が作られたちょっと変わったエピソードから本日は地元の私がご紹介して行きたいと思います。

元乃隅稲成神社が建設された理由は枕元にあわわれた白狐のお告げ

元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)はちょっと変わった理由で、昭和30年に建設されました。ある日、地域の網元であった岡村斉(おかむらひとし)さんの枕元に白狐が現れたとか。一瞬怖いお話ですが、その白狐が岡村斉さんにこう言ったそうです。「これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか。」

さらに白狐は過去からの関わりを詳細に述べて、「吾をこの地に鎮祭せよ。」とお告げをされて、元乃隅稲成神社が建てられました。日本昔話に出てきそうな面白いエピソードです。

一番の見所は100mに及ぶ123基の赤鳥居

元乃隅稲成神社一番の見どころは、何と言っても山肌に並ぶ赤鳥居です。この神社へ奉納された123基の赤鳥居が日本海へ向かって並べられています。地に生えた緑・立ち並ぶ鳥居の赤・日本海の青、この3つの色のコントラストは圧巻の情景。神秘的でフォトジェニックな情景に多くの人が訪れるスポットです。

日本海の荒波を感じられる岸壁

そしてこの鳥居を抜けた先は、日本海にそびえ立つ岸壁へと繋がっています。ここは真下が崖になっており、足を滑らせたら落ちてしまうような囲いもない場所なのですが、日本海の荒波をひしひしと体感できるスポットです。ただし、本当に危険ですので、雨の日やヒール靴を履いている場合はあまり岸壁には近づかないようにしましょう。

賽銭箱が頭上に?お賽銭が入れば願いが叶うと話題

そして、元乃隅稲成神社のもうひとつの珍しいこと。それは、お賽銭箱です。神社の本殿にあるお賽銭箱ですが、この神社ではなんと鳥居にお賽銭箱が。写真で言う鳥居の上にお賽銭箱があるんです。何も知らないと頭上にある賽銭箱にビックリします。参拝者が続々と、高さのある鳥居を見上げ、そこに置かれているお賽銭箱に小銭を投げ入れていきます。ここではお賽銭箱にお金が入ると、願い事が叶うと言われています。

あなたもぜひ、元乃隅稲成神社を訪れた際は、挑戦してみてくださいね。

元乃隅稲成神社のアクセスは?

鳥居を潜り抜ける道は急な石段になっているため、足の悪い方やベビーカーを引いている方には通行は難しいかもしれません。しかしながら、崖の上から鳥居を見下ろすだけでも十分に美しく、魅了されること間違いなしですので、どなたでも楽しめるスポットだと思います。

公共交通機関でのアクセスはあまり発達しておらず不便ですので、できればレンタカー等、車での来訪がおすすめです。

神社名元乃隅稲成神社
ジャンル神社
TEL0837-22-8404
住所山口県長門市油谷津黄498
交通手段中国自動車道美祢ICから車で60分
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ホームページ元乃隅稲成神社HP
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