こんにちは。3度のご飯よりポイントが大好きなポイントハンター麻衣です。
CMでpaypayを見ると、いつもお祭り気分で楽しそうにダンスしてますよね?ポイント還元率も凄くてまさに大盤振る舞い。なぜpaypayを筆頭にQRコード決済会社はここまでポイント還元がお得なんでしょうか?
まさか赤字でポイントを配布しているの?なんてちょっと心配にもなりますが、今日はQRコード決済のポイント還元が明確な理由があってお得な事実を説明させていただきます。
中国ではほぼ9割のお店に浸透
クレジットカードが1000万店舗以上に普及している日本において、QRコード決済が普及するのかは誰もが疑問でした。低額な支払いにおいても交通系の電子マネーが普及していたので、今更QRコードなんて本当に流行るの?と思われているのが事実でした。
そんな中、中国での浸透を理由に絶対的な自信を持って広告をスタートしたのがpaypay。ソフトバンクグループの子会社です。初回は20%還元と言った大盤振る舞いを仕掛けましたが、実は蓋を開けてみると大赤字だったんです。赤字になってまで大規模な広告を実施した理由は「市場独占率」のため。まだまだ浸透していないQRコード決済を日本で最初に広め、QRコード決済のシェアNo1を狙ったのです。
QRコード決済は手数料ビジネス
現在主流の電子決済であるクレジットカードは手数料収入がベースになっています。実は利益率はとても低く、多くても3%と言われている市場なので、いかにたくさんのシェアを獲得するかが大事なビジネスと言われています。
たくさんの人に利用してもらうため、ポイント還元を行うのが一般的なので、実際は1%~2%程度しか利益が無いのがクレジットカード会社の現状。もちろんシステムの保守管理費用もばかにはなりません。
QRコード決済会社は顧客情報が欲しい
ではなぜここまで馬鹿げたポイント還元キャンペーンを実施しているのか?その理由は圧倒的シェアの獲得と個人情報の獲得です。QRコード決済はスマートフォンを利用しますので、個人の経済活動の大部分を知ることができるんですね。
そのため、個人の購買データを元に効果的な広告を販売することができるので、今は赤字であっても将来的には黒字にできる自信が決済会社各社にはあるんです。QRコード決済会社にとっては購買データはまさに宝の山、しかも広告情報はスマホを通じてすぐに顧客に提供できるので、利用者に届く確率(開封率)も非常に高いと予想ができます。
ちなみにpaypayは初年度367億円の赤字、LINE payは266億円の赤字でした。額が大きすぎてよくわかりませんが、体力のある会社が必死に頑張ってシェアを獲得しにいっている構図なんですね。私たち一般人にとって、この活動を利用しない手はありません。赤字でがんばっているんですからね。
販売店も手数料が無料
シェア獲得のために、paypayなどのQRコード決済会社は販売店に対しても手数料を無料にするキャンペーンを行っています。お客様がクレジットカードを利用すると、販売店は3%~5%の手数料をクレジットカード会社に支払はないといけません。
この手数料が嫌でレストラン等ではクレジットカードお断りの店があるのも事実。飲食店などではランチのみカード禁止なんて店舗もありますよね。そう考えると販売店側がQR決済会社に払う手数料が現在の所無料というのも凄いことで、販売店もQRコード決済サービスを導入しようと考えるはずです。
利用するお客様だけでなく、販売店にもメリットがあるのがQRコード決済。手数料が無料なのであれば、クレジットカードより使って欲しいとお店の店長なら思うはずですからね。
QRコード決済がお得な理由まとめ
以上がQRコード決済のポイント還元が驚く程にお得な理由です。QRコード決済会社は現在赤字で頑張っているのが本当の所で、将来黒字になるように「顧客情報」を集めているのと「シェア」を広げようとしているんですね。
そのために、販売店側のQRコード決済会社へ支払う手数料も無料なので、販売店側もQRコード決済での支払いがお得な様に色々と努力する。つまりお買い物する利用者にとっては今はメリットだらけなのがQRコード決済なんです。合理的に考えてみると使わない理由がゼロなんですよ。
ポイント還元率や、販売店の手数料が無料な状態がいつまで今のままで続くのかはわかりません。ある程度シェアが獲得できれば販売店の手数料はポイント還元率は変更になるのだと思いますが、まだまだ今はQRコード決済がお得ですよ!