大引割・小引割

怖いもの見たさ「大引割・小引割」標高1100mの大地の裂け目は圧巻

こんにちは、高知県在住のみんじもライターです。

人間だれしも見たくないものがあります。ところが、見たくないのになんとなく見ようとするのが「怖いもの」です。高知県仁淀川町には地球から落ちてしまうような恐怖を感じられるところがあります。それが「大引割・小引割」です。高所恐怖症の人は避けた方が賢明です。

最深部は30mもある「大引割・小引割」

鬱蒼とした林の中に突然、地球が壊れたかのような割れ目が出現し、足がすくみます。大引割の割れ目は最深部が40mもあり、地上から覗いても底が見えません。この2つの割れ目は国の天然記念物にも指定されるほど、貴重な地形になっています。大引割・小引割は天狗の森と鳥形山のほぼ中間点にあり、白木谷層群(古生代二畳記)に刻まれたものです。

切り立つ断崖絶壁はまさに圧巻

大引割の長さは80mほどあります。実は、上からは下りられませんが、迂回することで割れ目の底の方まで到達することができます。横から割れ目を見ると、悪魔が大きな斧で地球をたたき割ったかのような地形に驚愕します。壁は硬い岩石(硅石)で形成されているせいか、崩落した跡がほとんど無く、切り立つ壁の形がきれいに残っています。

小割引は底が見えない恐怖を体験可能

小引割は最深部まで20mと、大引割よりも小ぶりではありますが、割れ目の幅が狭い分下が全く見えないため、裂け目から奈落の底まで落ちていきそうな恐怖感を抱きます。小引割は大引割のように底に行くことができないため、割れ目のふちから見下ろすしかありません。ちなみに、観光客の大学生が小引割に落ちて助けてもらったことがあります。

大引割・小引割のできた原因は100万年以上前の大規模な地殻変動による隆起という説と、有史以前の大地震によってできたという説に分かれています。なお、大引割・小引割は天狗森林高原を周遊するセラピーロードを5Kmほど歩くと、案内の看板が見えます。

アクセス、営業時間、定休日、駐車場、電話番号

気になる大引割・小引割へのアクセスですが、バスを利用の場合佐川駅から50分、徒歩だと120分の距離にあります。営業時間は24時間、定休日等はありません。

駐車場は完備されています。入場料は無料、その他電話番号やイベントなどは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。

地名大引割・小引割
ジャンル観光スポット
住所高知県吾川郡仁淀川町別枝
交通手段佐川駅からバスで50分
徒歩で120分
営業時間24時間
定休日無し
入場料無料
駐車場有り
普通車約50台
地図を検索するGoogleマップを開く
ホームページ大引割・小引割HP
写真を見るインスタグラムを開く