歯神社

大阪駅「歯神社」は日本で珍しい歯科大学受験生に御利益ありの神社

こんにちは。神社仏閣大好きみんなのじもとライターです。

日本の神社は様々なものを守護してもらえますが、そんな中で唯一、歯を守護してくれるという珍しい神社があります。それが「歯神社(はじんじゃ)」です。梅田の真ん中にあり、ビルに囲まれた非常に小さな神社のため、街行く人には『神社なんかあったっけ?』『小さな鳥居が立っていたな?』くらいにしか思えません。

ところがこの神社は歯の神社として、歯に関わる人が全国から訪れる有名な神社なんです。虫歯などの歯痛に悩む人の他、歯科医師や歯科技工士、歯科大学の学生、歯ブラシやハミガキ剤のメーカー関係者などにとってはとても大切な神社です。地元では「はがみさん」と呼ばれています。

なお、歯神社は大阪市北区神山町にある綱敷天神社の末社になります。ちなみに末社(まっしゃ)とは本社に付属した小さな神社の事を言います。

歯神社の御祭神

歯神社の御祭神は歯神大神で、歯全般の神様として信仰されています。歯医者さんだけでなく、様々な歯に関係する企業からも祭られている大切な神様です。

歯神社の由来

歯神社の史書には以下の記載があります。

『当社は網敷天神社末社で、農耕神として祀られ、淀川の決壊をこの付近で歯止めされたことから「歯神社」として崇拝され、近世に至っては歯の神様と呼ばれ歯痛によく効く神様として暑い信仰があります。』

農耕神というのは宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)のことです。宇賀御魂神は穀物を司る女神であり、全国の稲荷神社で祀られている神様です。歯神社が歯の神様になるのは昔、この地にあった巨大な石に由来します。

昔、地元の住民はこの石に神さまが宿っていると信じて祀っていたそうです。そして、江戸時代中期に入り、淀川が氾濫した際、その巨石が歯止めをして梅田の水没を防いだことから、「歯止めの神さま」と呼ばれるようになります。その後、歯止めが歯全般の神様に繋がり、特に歯痛によく効く神様として歯神社は全国的に有名になりました。

なで石

拝殿の前に「なで石」という石があり、石をなでた後に痛い歯の部分をさすると痛みが和らぎます。

なで石は淀川の氾濫を止めた巨石のかけらと伝えられています。

お守り、御朱印

歯神社は小さな拝殿以外に何もないため、お守り、御朱印は近くにある綱敷天神社御旅社に行きます(綱敷天神社ではなく綱敷天神社御旅社)。綱敷天神社御旅社には歯に効く「歯神守」があります。

アクセス(行き方)、営業時間、定休日は?

気になる歯神社(はじんじゃ)へのアクセスですが大阪駅や梅田駅から徒歩5分の場所にあります。詳細はグーグルマップで検索してみてください。営業時間は6時00分~18時00分までで、その時間内に茶屋町の「綱敷天神社御旅社」に行けば御朱印を頂くことができます。

定休日は水曜定休です。土日の午後であれば神職が概ね詰めているそうですので、訪問するのであれば土日の午後がベストです。それ以外は外出されている事が多いそうです。

昔の人は歯が痛いときに歯神社でお参りをして痛みを和らげたのでしょうか?現代人であればお参りする前に歯医者に駆け込みますからね。ただ、医学部の受験や歯に関わる商品を扱う会社にとってはとても大事な神社が歯神社です。知り合いに歯医者を目指している人がいればぜひ教えてあげてくださいね!

スポット名歯神社(はじんじゃ)
ジャンル神社
予約お問い合わせください
住所大阪府大阪市北区角田町2-8
交通手段JR大阪駅、御堂筋線梅田駅から徒歩5分
営業時間6時00分~18時00分
歯神社の御守、御神札は茶屋町の「綱敷天神社御旅社」で授与してます。
土日の午後であれば神職が概ね詰めております。平日は留守がち(水曜定休)です。
(神山町の綱敷天神社 御本社では授与しておりません)
定休日水曜定休
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