御徒町駅「鮨処寛八」は本物の技術と絶品の寿司を楽しめる素敵なお店

鮨処寛八は惜しまれつつも2018年9月に閉店されました。鮨処寛八の味を楽しみたい場合は寛八一番弟子の職人さんが独立して作られたお店である「鮓 かね庄」や錦糸町の「鮨 たか橋」がありますので、ぜひそちらにご訪問ください。

こんにちは。東京都在住のみんなのじもとライターです。

今日は私が東京で一番おススメのお寿司屋さん、寛八をご紹介したいと思います。寛八は山手線、御徒町の駅から徒歩10分の所にあります。東京のお寿司は高いというイメージは当然ながらありますが、寛八はとってもリーズナブル。それにも関わらず、本当に美味しい本格的な江戸前寿司をいただくことができます。

鮨処寛八は職人の仕事が楽しめる

寛八はとても小さなお店ですが、隅々まで清掃が行き届いていて清潔感があり、気持ちよくお寿司をいただくことができます。寛八のお寿司の食べ方の特徴も少し変わっていて、自分でお醤油を一切使う事はありません。

「うちのお寿司は醤油は一切つけなくていいからね」と大将が一番最初に宣言してから握りがスタート。すべてのネタを一流の職人さんがちょうどよい味付けをして提供してくれるのです。どのネタもとてもおいしいのですが、わたしのおすすめのネタを紹介します。

煮ダコ

新鮮なタコに絶妙な味付けがされており、煮加減も最高です。寛八の煮ダコの特徴はとにかく柔らかい。タコって上手に煮るとこんなに柔らかくなるんだ、といつも驚きを隠せません。まったく歯ごたえがなく、ホロホロと口の中でジュワっととろける食感は初体験です。

「30回噛んでみて、味が変わるから」と職人さん。あまりの柔らかさと美味しさに何度も飲み込みそうになるのを我慢しながら噛み続けます。すると本当に突然、タコから甘みがふんわりと香ってきます。タコの美味しさと可能性を再発見しました。

カツオ、アジ

5月くらいにお邪魔すると、カツオのたたきのお寿司をいただくことができます。こちらのカツオのたたきは、大将が開店前にお店の前で一斗缶に藁をくべて丁寧に炙って仕込まれているんだそう。口の中に入れた瞬間、藁の香ばしさが口の中いっぱいにひろがります。

味付けも抜群で、炙ったカツオの香ばしさを最大限に生かしています。カツオってこんなにおいしい魚だったんだ、と本当に驚いた逸品でした。アジやコハダなどの青魚ももちろん絶品です。

中トロ、イカ

新鮮なイカに細かく隠し包丁で細工がしてあり、岩塩と柑橘系の果汁を掛けていただきます。口に入れると柑橘系の果汁の香りがフワッと香ります。そして岩塩の塩味と優しい風味が後からきます。イカと言えばべちゃっとしているイメージがありますが、こちらのイカはもちろんまったくそんなことはありません。まぐろは全て味が抜群で、中でも中トロは口の中でとろける味。訪問したらぜひ食べて欲しい一品です。

他にもおいしいお寿司が本当に多くてすべて美味しい寛八さん。お寿司って芸術だなぁとしみじみと実感しました。「新鮮なネタに酢飯を載せて出すだけならお刺身定食でいい。お寿司っていうのは職人が作る繊細な料理なんですよ」と嬉しそうに語る大将の言葉に納得です。

アクセス、営業時間、定休日、電話番号

気になる寛八 本店へのアクセスですが、御徒町駅徒歩5分の場所にあり、とても好立地です。営業時間はランチが12:00～14:00。ディナーが17:00～21:00までとなります。定休日は火曜日、水曜日、電話番号は下記概要の食べログからチェックしてください。

惜しまれつつも2018年9月に閉店してしまった寛八ですが、お弟子さんがたくさん独立され、その味を引き継がれています。お店は浅草駅の「鮓 かね庄」や錦糸町の「鮨 たか橋」が有名ですのでぜひ訪問してみてくださいね。

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