こんにちは。奈良県在住のみんなのじもとライターです。
奈良県の最も南に位置する十津川村は、実は日本で一番大きな村だそうです。この村には電車の路線がないので、車かバスでのみ行くことができます。十津川村は「秘境」のようなイメージがある奈良県の田舎の村です。今日はそんな秘境感たっぷりな十津川村にあるの「谷瀬の吊り橋」の魅力をご紹介させていただきます。読みかたは「たにぜ」と読み、濁ります。
十津川村名物と言えば谷瀬の吊り橋
十津川村の中心地へ行く手前に「谷瀬の吊り橋」という橋があります。バスで行くとすぐ近くで停まってくれるので、気軽に散策することができます。この橋は「十津川」という幅の広い川にかけられている吊り橋で、十津川村観光協会によると、橋の長さは297メートル、高さは54メートルなのだそう。もともとは生活するために使われていたのだそうですが、現在は主に観光用として利用されています。
バスを降りた橋のこちら側のたもとには、ボランティアの男性がひとり立っており、橋を渡る人たちが危険な行動をしないように気を配っているようです。また、一度に渡る人数の管理もしています。吊り橋なのできっちりと人数制限をしないとかなり揺れるためだと思います。
谷瀬の吊り橋は縁結びの効果あり
谷瀬の吊り橋を渡ったカップルは必ず結ばれると話題、それもそのはず、渡る途中は恐怖で心臓がバクバクするので恋する気持ちと勘違いしてしまうんだそうです。美しい十津川(熊野川)を眺めながら告白するのもアリですよ。日本最大級の吊り橋は素晴らしい縁結びの効果があるんですね。
揺れる吊り橋はスリル満点
橋の中央には、大人ふたりがやっと通ることができるほどの幅の板が敷いてあり、「板のほかの部分は踏まないように」という注意書きがあります。人が歩くたびに「谷瀬の吊り橋」はゆらゆらと揺れて迫力満点。対岸にある橋の向こうが遠くに見えます。小学生くらいの子どもたちが橋の上で力をこめて歩くので、なおさら揺れますが丈夫にできているので大丈夫です。
実際に歩いてみると足元が不安定で歩きにくく、しかも板の部分は透けているので高所恐怖症の人は恐らく歩けないと思います。靴の横から見える川の光景はきれいで、高い所が好きな人には最高に楽しいスポットです。
夜は満点の星空を楽しめる
体の周囲には広い空間があり、空中に浮かんでいるような気分になります。橋の中ほどに近づくにつれ、ゆれが大きくなり一層スリルが増すので、子供たちは大はしゃぎ、大人は必死に歩いている姿を見ることができます。
毎年この橋の上で、十津川太鼓倶楽部「鼓魂」が和太鼓を演奏する「つり橋まつり(揺れ太鼓)」があります。普通でさえ揺れる橋の中ほどで力いっぱい太鼓をたたくので、橋はもっと揺れます。目ではスリルを味わい、耳では和太鼓の迫力ある音を聞いて、とても気分が高揚します。
アクセス、営業時間、休館日、駐車場、電話番号
気になる谷瀬の吊り橋へのアクセスですが、(1)大和八木駅からバスで180分、上野地から徒歩で3分、(2)五条駅からバスで120分、上野地から徒歩で3分、(3)新宮駅からバスで210分、上野地から徒歩で3分の場所にあります。営業時間は24時間、いつでも渡ることができます。定休日はありません。駐車場は有料で併設されています。その他電話番号やイベントなどは下記概要の公式ホームページからチェックしてください。
谷瀬の吊り橋で冷や汗やあぶら汗をかいた後、十津川温泉でさっぱりされるのもおすすめです。二津野ダム湖畔の温泉地で日帰り入浴ができるお風呂もたくさんありますので、ぜひ温泉にも入って楽しんでくださいね。吊り橋の下でキャンプするのもおすすめですよ。
施設名 | 谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし) |
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ジャンル | 吊り橋 |
住所 | 奈良県吉野郡十津川村大字谷瀬 |
交通手段 | (1)大和八木駅からバスで180分、上野地から徒歩で3分 (2)五条駅からバスで120分、上野地から徒歩で3分 (3)新宮駅からバスで210分、上野地から徒歩で3分 |
営業時間 | 通年・24時間 |
定休日 | 無し |
駐車場 | 有り:有料 |
入場料 | 無料 |
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ホームページ | 谷瀬の吊り橋HP |
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