蛇巻き 田原本町

磯城郡田原本町「蛇巻き」は五穀豊穣を祈願する伝統行事です

こんにちは。奈良県在住のみんなのじもとライターです。

今日は私の地元で古くから伝わるイベントをご紹介したいと思います。そのイベントの名前は「蛇巻き」と言い、蛇巻きは磯城郡田原本町今里で6月の第1週目の日曜日に行われる伝統的なイベントです。近隣の田原本町鍵との姉妹イベントで、鍵では「雌」、今里では「雄」の蛇が村の中を巡ります。新形コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年度の行事の見学は禁止となりましたので、来年はぜひ観光客も一緒に楽しみたいところですね。

収穫祈願の伝統行事蛇巻き

蛇巻き 田原本町

蛇の作成には収穫された稲穂が使われ、朝から村の大人の方が稲穂を使って蛇を編んで昼ごろから村の中を歩き、村中の家を一軒ずつ訪ねます。蛇を作る大人と言うのは中学生以上の男子と決まっており、麦藁を束ねて蛇を作り、撚りをかけた長い綱に麦藁を束ね「せーの」の掛け声とともに蛇体を編み上げてます。

今里の蛇巻では男性のみ参加が認められていて、女性は触れません。こう言った古いしきたりは当たり前のように残っているのですが、時代と共にいつかは女性もさわれるようになるのかな?とか思いつつ、地元民は誰も気にしてはいません。私も子供の頃は珍しくて毎年触ろうとしましたが、大人の方に止められて触れませんでした。

カシラを持てるのは花形男子

蛇巻き 田原本町

特に蛇の頭は「カシラ」と呼ばれていて、持つ人も限定されています。私が子供の頃は中学生以上の村の男性が持つことが許されていました。でもめっちゃ重いみたいで、毎年汗だくで持っている姿を見かけます。女の私にはつまらないように思えますが、「蛇巻き」には町の男性を虜にする楽しいところもあるんです。

稲穂でできた蛇はすごく脆くて、歩いた後は稲穂が落ちています。それを拾いながら村の中を歩くことが子供の頃は楽しかったんです。行事に参加することの喜びみたいなものを感じていました。大人になった今ではみんなの写真を撮ったりして楽しんでいます。自分の子供が楽しそうに参加している姿を見るのが今の楽しみ方ですね。

蛇に巻かれて泣く子供も

蛇巻き 田原本町

また、歩いてる途中突然「カシラ」と尻尾を持つ方が協力して、稲穂で出来た蛇をとぐろのように勢いよく巻く時があります。それに巻き込まれた子供は泣いてしまう時もありますが、子供が健やかに成長できると言われている願掛けのようなものだそうです。

村中の家を訪ね終わった後は、スタート地点でもある神社の立派な木にみんなで担いでいた稲穂の蛇をまるで木に登っているかのように巻きつけます。その時は工事用のはしご車なども来て結構目立つ大掛かりな作業となります。ちなみに、始めに出てきた鍵の雌の蛇は雄と逆でくだりの向きで木に巻かれます。この蛇巻は毎年メディアの方も来て、奈良テレビにも放送されたりと地元では結構大きなイベントなんですよ。

蛇巻き 田原本町

ぜひ令和3年以降は磯城郡田原本町に観光に遊びに来てみてください。伝統的なお祭りが好きであれば楽しめること間違いありませんよ。町の父兄の皆さん今年もお疲れ様でした。大人になってみて、祭りを支えるお父さんたちの苦労が見えるようになりました(笑)

行事名蛇巻き
ジャンル伝統行事
住所奈良県磯城郡田原本町大字鍵
奈良県磯城郡田原本町大字今里
交通手段近鉄石見駅下車徒歩20分
開催日毎年6月の第一週日曜日
参加料無料
駐車場無し
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ホームページ蛇巻きHP
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